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【参考資料2】精神疾患を有する患者に対する腎代替療法等に関する調査研究報告書 (24 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_58633.html
出典情報 精神保健医療福祉の今後の施策推進に関する検討会(第7回 6/9)《厚生労働省》
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令和6年度 障害者総合支援事業費補助金(障害者総合福祉推進事業)
精神疾患を有する患者に対する腎代替療法等に関する調査研究 報告書

透析に関する地域連携
・ 精神保健福祉士と医療ソーシャルワーカー間の連携と、医師同士での連携。
・ 透析導入時に連絡がある。
・ 近隣病院との連携・協働ができている。
・ 県内の総合病院精神科は 2 つあり、導入は総合病院で実施している。
・ 他の病院から依頼があれば、ベッドの空きがある限り受ける。
・ これまでに県外からの患者も受け入れたこともある。
・ 維持透析ができないという理由で、透析をあきらめている人はいるかもしれない。
透析を実施することによるメリット
・ 受け入れることのできる患者の幅が広がる。
・ 出来高病棟で、患者数が多ければ、経営的なデメリットはあまりない。
入院患者が通院で透析を受ける場合の課題
・ 送迎担当のマンパワーの確保。
・ 送迎については、入院先病院、透析医療機関、家族のいずれかの持ち出しになる。

4.2. 医療ソーシャルワーカーを対象としたヒアリング調査
精神疾患患者が透析を受ける場合の地域連携につき実態の把握を行うため、外来におい
て精神疾患患者の血液透析を実施している一般病院の医療ソーシャルワーカー2 名および
透析クリニックの医療ソーシャルワーカー1 名を対象として、グループインタビューを実施
した。対象者については、有識者委員の紹介により依頼した。以下に結果を示す。
精神疾患患者の透析への対応状況


統合失調症、認知症、発達障害、知的障害、DV 被害者、アルコール依存症、うつ病な
どさまざま。



認知症は増えているが、他の精神疾患は大きく変わらない。



精神疾患を理由に透析を断ることはない。



精神科での治療を受けてもらうことを条件にすることはある。



認知症以外で、精神科病名がついている人は、全体の 2-3%。



精神症状悪化で入院し、退院後再度通院している人もいる。

精神疾患患者に透析を行う上での課題や困難


透析中に安静が保てない場合。

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