資料16 省力化投資促進プラン(案)農林水産業 (10 ページ)
出典
公開元URL | https://www.cas.go.jp/jp/seisaku/atarashii_sihonsyugi/kaigi/dai34/gijisidai.html |
出典情報 | 新しい資本主義実現会議(第34回 5/14)《内閣官房》 |
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1.2 優良事例と効果的な省力化投資のポイントの
収集と整理(モデル化)
○ 農林水産省では、令和元~6年度に「スマート農業実証プロジェクト」を実施し、実証地区のデータを品目・作業ごと
に分析し、現状のスマート農業技術の導入による労働時間の削減効果を整理。
○ 営農類型ごとに適したスマート農業技術を導入することで、多くの作業時間がかかる工程を省力化。
■スマート農業技術に係る省力化優良事例(水稲)
実証技術: ・ロボットトラクタ
・自動直進可変施肥田植機
・食味・収量センサ付コンバイン
5月の作業時間
・自動水管理装置
・農薬散布用ドローン
・モバイル型営農支援システム
■スマート農業技術に係る省力化優良事例(大豆)
実証技術: ・ロボットトラクタ
・自動操舵システム
11月の作業時間
実証経営体の月別作業時間
(時間/10a)
・ドローン(農薬散布)
・普通型ロボットコンバイン
実証経営体の月別作業時間
総作業時間
1.40h→0.86h
38.6%減
1.5
1.0
収穫・調製
(1.40h→0.86h)
38.6%減
0.5
0.0
実証前
各作業工程に対するスマート農業技術の導入効果
各作業工程に対するスマート農業技術の導入効果
育苗・田植作業
自動直進可変施肥
田植機
自動直進田植機
と密播苗を用いるこ
とで、苗補給の回
数を減らすことが可
能となり、田植に係
る作業時間を
31.9%削減。
収穫・運搬作業
食味・収量コンバイン
実証後
防除・除草作業
モバイル型営農支援
システムと食味・収量
コンバインの活用で作
業進捗の管理が容易
かつ⽣育ムラが緩和さ
れ、収穫に係る作業
時間を11.7%削減。
スマート農業技術の導入により、作業の集中する5月の総労働時間を
27.1%削減
散布用ドローン
ドローンを用いた
農薬散布を行うこ
とで、防除に係る
作業時間を8.5%
削減。
収穫・運搬・調製作業
ロボットトラクタ等に
よる耕起、播種作
業の高速・高精度
な植え付け等により、
ロボットコンバインの
作業効率が向上し、
収穫に係る作業時
ロボットコンバイン
間を38.6%削減。
スマート農業技術の導入により、作業の集中する11月の総労働時間を
38.6%削減
(出所)農林水産省 スマート農業実証プロジェクトの成果等を踏まえた今後の技術開発等の方向性(案)
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