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参考資料6 令和4年度厚生労働科学特別研究事業「医療用医薬品・医療機器等の供給情報を医療従 事者等へ適切に提供するための情報システムの構築に向けた研究」(研究代表者:坂巻弘之) (10 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_35103.html
出典情報 医療用医薬品の安定確保策に関する関係者会議 供給情報ワーキンググループ(第1回 9/7)《厚生労働省》
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項目(供給不足理由を含む) において、薬剤師

られた。

のニーズが高い一方で、製薬企業の提供割合が
低い項目としては、「 代替薬」 、「 不足解消までの
E. 結語

期間」 、「 状況変化」、「市場シェア」と、「 企業の

ジェネリック医 薬 品 を中 心 に供 給 不 足 件 数 は

商業的理由(不採算等)による中止」があったそ

極 めて多 く、特 に、医 薬 品 卸 に大 きな影 響 を与 え

のほか、薬剤師と製薬企業との回答に乖離があ

ていた。医 療 関 係 者 、製 薬 企 業 、医 薬 品 卸 のい

った項目としては、「市場シェア」があったが、薬

ずれも、より信 頼 性 の高 い公 的 サイトの構 築 が必

剤師の「必要」とする意見も3割程度であった。

要 との意 見 が多 く、よりタイムリーな情 報 提 供 の方
全体的に、供給情報としてニーズの高い項目

法 としての公 的 サイトの検 討 が必 要 と言 える結 果

としては、供給不足がいつ解消するのか、次の納

であった。一 方 で、医 療 機 関 、薬 局 における代 替

品タイミングや供給量など、日常の診療や調剤を

薬も含めた必要 以上 の購入を避けるためのガイド

効率的に行うための情報で、製薬企業の出荷情

ライン作成も検討する必要があると考えられた。

報だけでなく、流通情報を、タイムリーな提供への
ニーズであることが推察された。今後、流通情報

F.健康危険情報

の情報収集の可能性、あり方についての検討も

該当しない。

必要であると考えられる。

G.研究発表
公的サイトに対する懸念点としては、「代替薬

1.論文発表

への集中」、「偏った納入」などについて、それぞ

未実施。

れの立場からの懸念が確認された。これらの点に

2.学会発表

ついて、システムとは別に対応の検討が必要であ

未実施

る。また、公的サイトに求める機能については、「 メ

3.その他の発表

ーカー以外からの情報入力機能(医療関係者な

第 7 回 医 療 用 医 薬 品 の安 定 確 保 策 に関 す

ど))「医療関係者以外(患者など)の閲覧制限機

る関係者会議(令和 5 年 3 月 17 日(金))

能」については必要とする意見がいずれも低く、

において報告

今後の情報サイト構築においては考慮する必要
性は低いといえよう。

H.知的財産権の出願・登録状況
( 予定を含む。)

公 的 サイトの必 要 性 については、医 師 、薬 剤

1.特許取得

師とも必要とする意見は約 7 割であり、設置主体

予定なし。

としては、ともに PMDA が最も多かった。一方で、

2.実用新案登録

製薬企業では必要とする意見は約 6 割、医薬品

予定なし。

卸では約 7 割であり、設置主体としては、ともに厚

3.その他

生 労 働 省 が 最 も 多 かっ た。 以 上 か ら、 公 的 な 情

予定なし。

報 サイトの必 要 性 は、製 薬 企 業 、医 薬 品 卸 とも感
じているものの、提 供 できるデータについて医 療
関係者とのニーズとの整 合性を検討 すべきと考え

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