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資料1-2-3-2    薬機法に基づく製造販売業者からの副反応疑い報告状況について(スパイクバックス筋注・集計対象期間における基礎疾患等及び症例経過) (33 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000208910_00043.html
出典情報 第80回厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会副反応検討部会、令和4年度第5回薬事・食品衛生審議会薬事分科会医薬品等安全対策部会安全対策調査会(合同開催)(6/10)《厚生労働省》
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【胸腹部 CT 検査】(検査日:2022/02/21)

所見:

・両肺に小葉間隔壁肥厚、気管支壁肥厚を認め、肺うっ血を疑う。

・右肺中葉に索状影を認め、炎症後の瘢痕や虚脱を疑う。

・心拡大、心嚢水貯留、左鎖骨上窩リンパ節腫大を認めた。

・縦隔リンパ節も腫大して見え、縦隔脂肪織の濃度上昇と軟部陰影もあるように
見えた。

・肝尾状葉は腫大しているが、肝内に粗大腫瘤はない。

・脾腫大を認め、副脾を疑う。水腎水尿管症は指摘できない。

・悪性リンパ腫は鑑別に挙がる。

【骨髄生検】(検査日:2022/02/21)

採取部位:腸骨

臨床診断:急性白血病

細胞所見・考察:骨髄は過形成、赤芽球系が著しく優位で、巨核球系は著減して
いる。骨髄芽球の増加は認めない。顆粒球系および赤芽球系の 10%前後に上記異
形成を認める。巨核球系は著減のため異形成の判定は困難。赤芽球系細胞に多染
性赤芽球を多く認めることより赤芽球系細胞の産生充進が示唆される。腫瘍細胞
などの骨髄浸潤を示唆する所見は見られない。flow cytometry 解析結果、白血
病関連キメラ遺伝子解析結果に特記所見はない。末梢血では白血球数
36,830/mcL、Hb5.3g/dL、血小板数 0.9 万/L と著減。他所見では網状赤血球増
加、CRP および間接ビリルビン高値、LD 高値。以上から、溶血性貧血が示唆さ
れ、特発性血小板減少性紫斑病の合併(Evans 症候群)の可能性も否定できない。

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