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資料1-2-3-2    薬機法に基づく製造販売業者からの副反応疑い報告状況について(スパイクバックス筋注・集計対象期間における基礎疾患等及び症例経過) (14 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000208910_00043.html
出典情報 第80回厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会副反応検討部会、令和4年度第5回薬事・食品衛生審議会薬事分科会医薬品等安全対策部会安全対策調査会(合同開催)(6/10)《厚生労働省》
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液検査にて炎症反応高値が確認された為、心膜炎の疑いにて入院。

2021/10/20 心電図施行。異常所見ないことが確認され、他に原因とする病態が
ないことより、本剤接種後の心膜炎と診断。

2021/10/21 胸痛症状が軽快しており、回復を認め、退院。

心膜炎の転帰は、回復。

追跡調査予定なし。

本例は、医薬品医療機器総合機構を通じて入手した医師による副反応報告症例
(厚生労働省受付番号:v2110033713)である。

2022/04/22 医師より追加情報を入手した。

2021/07/17 本剤 1 回目の接種。胸部圧迫感を認めたが放置。

2021/08/14 本剤 2 回目の接種。心筋炎が発現。接種後より息切れ、動悸、頻脈
発作が出現。しんどくなったが、我慢して就労を続けた。
心筋炎;
21820

高血圧
慢性心不全

2022/01/04 呼吸困難が増強し、近医を受診。喘息と診断され治療を受ける。

2022/01/14 通院加療していたが、症状改善せず再度受診。治療を受けたが、そ
の後も改善せず。

2022/01/29 他院受診し、レントゲン実施。心不全の診断。

2022/01/31 当科初診。心臓超音波検査で左室駆出率 35%、心機能低下、左室拡
大、局所の壁運動異常、心電図検査で発作性又は持続性の、心房性又は心室性不
整脈、ST 上昇又は陰性 T 波、左室肥大を認めた。血液検査で BNP 49.5。腎機能
低下及び高血圧を認め、入院加療を勧めたが外来でのフォローアップを希望。当
初本剤接種後の心筋炎であったが診断されずに、当科来院時は慢性心不全の状態
であった。

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