よむ、つかう、まなぶ。

MC plus(エムシープラス)は、診療報酬・介護報酬改定関連のニュース、

資料、研修などをパッケージした総合メディアです。


資料5-3 Ⅳ-144、145 フルダラビン[1.7MB] (48 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000198856_00044.html
出典情報 医療上の必要性の高い未承認薬・適応外薬検討会議(第66回 12/12)《厚生労働省》
低解像度画像をダウンロード

資料テキストはコンピュータによる自動処理で生成されており、完全に資料と一致しない場合があります。
テキストをコピーしてご利用いただく際は資料と付け合わせてご確認ください。

要望番号;IV-144
CTCAE Grade による詳細な有害事象は示されていないが、治療関連死(NRM)に関し
て、1 年時点で MAC 群 30%(95%信頼区間: 25%~34%)
、RIC 群 26%(95%信頼区間:
21%~33%)、3 年時点で MAC 群 38%(95%信頼区間: 33%~44%)
、RIC 群 36%(95%信
頼区間: 28%~43%)と報告されている。
GVHD の発生状況については以下に示す。


GVHD(移植片対宿主病)の発生状況
MAC group RIC group

Acute GVHD grade
0–1 (%)

194 (54%)

118 (59%)

II–IV (%)

148 (41%)

75 (37%)

Not evaluable (%)

19 (5%)

8 (4%)

Missing

8

5

Extensive

84 (24%)

42 (20%)

Limited

33 (9%)

30 (15%)

Not evaluable

64 (18%)

34 (17%)

No

173 (49%)

97 (48%)

Missing

15

3

Chronic GVHD grade

(2) Peer-reviewed journal の総説、メタ・アナリシス等の報告状況
1) Peric Z et al. Comparison of reduced-intensity conditioning regimens in patients with acute
lymphoblastic leukemia >45 years undergoing allogeneic stem cell transplantation - a
retrospective study by the Acute Leukemia Working Party of EBMT. Bone marrow
transplantation. 2020;55:1560-69. 30)
45 歳より高齢の ALL 患者に対する同種造血幹細胞移植における、至適 RIC は決定され
ていない。
HLA 一致ドナーから第一寛解期に移植された 45 歳より高齢の患者 417 症例を後方視的
に解析した。
移植前治療は、Flu/Bu(n = 127)
、Flu/Mel(n = 190)
、Flu/TBI、
(n = 100)であった。
2 年後、累積再発率(Flu/Bu 40%、Flu/Mel 36%、Flu/TBI 41%、p = 0.21)
、移植関連死
亡率(Flu/Bu 18%、Flu/Mel 22%、Flu/TBI 14%、p = 0.09)
、全生存率(Flu/Bu 55%、Flu/Mel
50%、Flu/TBI 60%、p = 0.62)、無白血病生存率(Flu/Bu 43%、Flu/Mel 42%、Flu/TBI
45%、p = 0.99)で、3 グループ間で有意差はなかった。
最も頻用される 3 つの RIC レジメンは、同等の移植結果をもたらす。

44