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資料5-3 Ⅳ-144、145 フルダラビン[1.7MB] (28 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000198856_00044.html
出典情報 医療上の必要性の高い未承認薬・適応外薬検討会議(第66回 12/12)《厚生労働省》
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要望番号;IV-144
化第 2 相試験が実施された。血液悪性腫瘍の患者 139 例(年齢中央値、54 歳、範囲、
21-65 歳)が、Flu と Bu およびウサギ抗胸腺細胞グロブリン(Bu-rATG)
(n = 69)ま
たは全身照射(TBI)(n = 70)のいずれかに割り付けられ、その後、同種 HSCT を受
けた。
Flu-Bu-rATG:Flu(30 mg/m2 daily on days −5 to −1)
、Bu(1 mg/kg 4 times daily on days −4
to −3, rATG) (2.5 mg/kg on day −3).
Flu-TBI:Flu(30 mg / m2 daily on days −5 to −2)
、TBI (2 Gy)

追跡期間中央値は 54 カ月(範囲、26-88 カ月)であった。1 年全生存率は両群で同一
であった。4 例の患者が TBI 後に移植片不全を経験した。グレード 2 から 4 の急性移
植片対宿主病の発生率は、TBI 群よりも Bu-rATG 群の方が高かったが(47%対 27%;P
= 0.01)
、慢性移植片対宿主病では差は認められなかった。Bu-rATG 群では、客観的奏
効率が高く(65%対 46%;P = 0.05)
、再発率が低かった(27%対 54%;P <0.01)
。しか
し、非再発死亡率は、TBI 群よりも Bu-rATG 群の方が高かった(38%対 22%;P =
0.027)
。5 年経過時の全生存率は TBI 群及び Bu-rATG 群でそれぞれ 41%、無増悪生存
率は 29%で、両群間で統計的な差はなかった。
移植中止に至った事象については示されていない。移植後に発現した本品特有の有害
事象及び死亡に至った事象を以下に示す。81 / 139 例(58%)が追跡期間中に死亡し、
そのうち40 / 81 例(49%)は再発による死亡であった。
表 移植後に発生した本品特有の有害事象
AE

FLU-BU-rATG群 No.(%)

FLU-TBI群No.(%)

(n=69)

(n=70)

aGVHD
└Grade 2

16(23)

8(11)

└Grade 3-4

17(24)

12(17)

└Limited grade

10(18)

15(25)

└Extensive grade

34(61)

27(46)

└Disease recurrence

15

25

└Graft failure

0

2

└GVHD

17

5

└Secondary cancer

1

2

└Others

5

cGVHD

Cause of death*

2

*各事象の、全体数に対する割合は示されていない。
<Flu/Bu2>
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