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資料5-3 Ⅳ-144、145 フルダラビン[1.7MB] (47 ページ)
出典
| 公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000198856_00044.html |
| 出典情報 | 医療上の必要性の高い未承認薬・適応外薬検討会議(第66回 12/12)《厚生労働省》 |
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要望番号;IV-144
慢性 GVHD の累積発生率は 1 年で 37.7%であった。
OS は 1 年と 3 年で 96.3%であった。
この移植前治療は安全で効果的だが、慢性 GVHD の発症頻度が高いことが問題となる。
3)
Tanaka J et al. Reduced-intensity vs myeloablative conditioning allogeneic hematopoietic SCT
for patients aged over 45 years with ALL in remission: a study from the Adult ALL Working
Group of the Japan Society for Hematopoietic Cell Transplantation (JSHCT). Bone marrow
transplantation. 2013;48:1389-94. 29)
寛解期に初回同種造血幹細胞移植を行った 45 歳以上の ALL 575 症例について、移植前
治療強度の影響を後方視的に解析した。
<前処置>
MAC 群(n=369)
:通常シクロホスファミド(CY)と組み合わせた高用量放射線療
法および化学療法
RIC 群(n=206):Flu と以下のいずれかの組み合わせ
低用量 TBI(8 Gy 以下)
ブスルファン(9 mg/kg 以下)
メルファラン(140 mg/m2 以下)
RIC 群は、MAC 群に比して、年齢が高かった(年齢中央値、58 歳対 51 歳、P <0.0001)。
3 年 OS (51%対 53%)、DFS (47%対 39%)、非再発死亡率(NRM)(38%対 36%)に有
意差はなかった。
RIC は、HLA ミスマッチ移植を受けた 55 歳以上の患者において、OS および DFS が有
意に改善した(OS におけるハザード比 0.35、95%信頼区間 0.15-0.81、p=0.014、および
DFS におけるハザード比 0.36、95%信頼区間 0.16-0.81、p=0.013)。
HLA ミスマッチ移植を受ける 55 歳以上の ALL 患者では、MAC より RIC による同種造
血幹細胞移植を考慮すべきである。
治療中止に至った事象は示されていない。死亡に至った事象については以下に示す。
表
死亡に至った事象
43
慢性 GVHD の累積発生率は 1 年で 37.7%であった。
OS は 1 年と 3 年で 96.3%であった。
この移植前治療は安全で効果的だが、慢性 GVHD の発症頻度が高いことが問題となる。
3)
Tanaka J et al. Reduced-intensity vs myeloablative conditioning allogeneic hematopoietic SCT
for patients aged over 45 years with ALL in remission: a study from the Adult ALL Working
Group of the Japan Society for Hematopoietic Cell Transplantation (JSHCT). Bone marrow
transplantation. 2013;48:1389-94. 29)
寛解期に初回同種造血幹細胞移植を行った 45 歳以上の ALL 575 症例について、移植前
治療強度の影響を後方視的に解析した。
<前処置>
MAC 群(n=369)
:通常シクロホスファミド(CY)と組み合わせた高用量放射線療
法および化学療法
RIC 群(n=206):Flu と以下のいずれかの組み合わせ
低用量 TBI(8 Gy 以下)
ブスルファン(9 mg/kg 以下)
メルファラン(140 mg/m2 以下)
RIC 群は、MAC 群に比して、年齢が高かった(年齢中央値、58 歳対 51 歳、P <0.0001)。
3 年 OS (51%対 53%)、DFS (47%対 39%)、非再発死亡率(NRM)(38%対 36%)に有
意差はなかった。
RIC は、HLA ミスマッチ移植を受けた 55 歳以上の患者において、OS および DFS が有
意に改善した(OS におけるハザード比 0.35、95%信頼区間 0.15-0.81、p=0.014、および
DFS におけるハザード比 0.36、95%信頼区間 0.16-0.81、p=0.013)。
HLA ミスマッチ移植を受ける 55 歳以上の ALL 患者では、MAC より RIC による同種造
血幹細胞移植を考慮すべきである。
治療中止に至った事象は示されていない。死亡に至った事象については以下に示す。
表
死亡に至った事象
43