総-2個別事項について(その8)小児・周産期医療、感染症対策、医療安全、災害医療 (88 ページ)
出典
| 公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_66044.html |
| 出典情報 | 中央社会保険医療協議会 総会(第628回 11/19)《厚生労働省》 |
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<薬剤感受性検査について>
• 厳格な抗菌薬適正使用を実施する必要があるとされている新規抗菌薬(CFDC、AVI/CAZ、REL/IPM)の薬剤
感受性検査については、他の従来の抗菌薬の薬剤感受性検査との同時測定はできないため、別途、追加で薬剤
感受性パネルを用いて薬剤感受性検査を実施する必要があるが、一連の治療中に、新規抗菌薬の投与のために、
同一検体から培養された同一の菌に対して複数回の薬剤感受性検査が必要となった場合の検査料の取扱いにつ
いては、明確化されていない。
<同時抗原検査・マルチプレックスPCRについて>
• インフルエンザウイルス感染症と新型コロナウイルス感染症の同時抗原検査の適切な使用に関しては、一般社
団法人日本感染症学会等からから提言が発出されており、流行に季節性があること等を踏まえ、いずれか一方
しか流行していない時期においては、「特別な必要性がない場合は単独の検査キットを優先的に使用すること
が望ましい」とされている。
• また、様々なウイルス及び細菌を同時に検出することができる検査(以下、「マルチプレックスPCR」とい
う。)に関しては、一般社団法人日本感染症学会から適正使用指針が発出されており、対象患者については、
「入院を要すると思われる重症の呼吸器感染症が疑われる患者群」等に限定され、また、流行状況等からこれ
らの感染症が強く疑われる場合には、マルチプレックスPCRではなく、単独の抗原検査等を実施することが望
ましいとされている。
【論点】
○ 感染症にかかる検査について、関係学会による提言等も踏まえ、算定要件等を見直すことについて、どのように
考えるか。
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