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総-2個別事項について(その8)小児・周産期医療、感染症対策、医療安全、災害医療 (126 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_66044.html
出典情報 中央社会保険医療協議会 総会(第628回 11/19)《厚生労働省》
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パニック値に係る関係団体の提言
○ 医療事故調査・支援センターでは、全国の医療機関から報告された医療事故の院内調査結果報告書を集積し、
集積した院内調査結果報告書を分析し、「医療事故の再発防止に関する提言」等の提言を作成・公表し、再発防
止策の普及啓発を行っている。
○ 「医療事故の再発防止に向けた提言第20号」(医療事故調査・支援センター)において、以下の提言がなされ
ている。
○ また、「医療事故調査制度等の医療安全に係る検討会」において、再発防止に向けて、同提言の活用推進の重
要性が指摘されている。
「医療事故の再発防止に向けた提言第20号」(医療事故調査・支援センター)

【パニック値の項目と閾値の設定】
提言1 医療機関は、診療状況に応じてパニック値の項目(Glu、K、Hb、Plt、PT-INRなど)と閾値を検討し、設定する。
【パニック値の報告】
パニック値は、臨床検査技師から検査をオーダーした医師へ直接報告することを原則とする。また、臨床検査部門は報告
提言2
漏れを防ぐため報告したことの履歴を残す。
【パニック値への対応】
提言3 パニック値を報告された医師は、速やかにパニック値への対応を行い、記録する。また、医師がパニック値へ対応したこと
を組織として確認する方策を検討することが望まれる。
【パニック値の表示】
パニック値の見落としを防ぐため、臨床検査情報システム・電子カルテ・検査結果報告書において、一目で「パニック値」
提言4
であることがわかる表示を検討する。
【パニック値に関する院内の体制整備】
パニック値に関する院内の運用を検討する担当者や担当部署の役割を明確にし、定期的に運用ルールを評価する体制を
提言5
整備する。さらに、決定した運用ルールを院内で周知する。
医療事故調査制度等の医療安全に係る検討会 報告書(案)
4.今後の方向性(抄)
(2)医療事故調査制度
(再発防止による医療安全向上の促進)
○ センターに蓄積された情報を再発防止へさらに活用していく観点から、センターが作成する提言等について、それらの医療機関や学会等へ
の周知、関係する安全対策の医療機関における実装、企業による製品の改善・開発への活用等がさらに推進されるべきである。
出典:医政局地域医療計画課医療安全推進・医務指導室より提供

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