総-2個別事項について(その8)小児・周産期医療、感染症対策、医療安全、災害医療 (35 ページ)
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| 公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_66044.html |
| 出典情報 | 中央社会保険医療協議会 総会(第628回 11/19)《厚生労働省》 |
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周産期医療施設整備事業(産科区域施設整備)
1 事業の目的
令和7年度当初予算案
19百万円(医療提供体制施設整備交付金26億円の内数)※()内は前年度当初予算額
〇「成育医療等の提供に関する総合的な推進に関する基本的な方針」(令和3年2月閣議決定)において、分娩取扱施設について、母子への感染防止及
び母子の心身の安定・安全の確保を図る観点から、産科区域の特定などの対応を講ずることが望ましい中、施設の実情を踏まえた適切な体制の整備を
推進することとされている。
〇また、第8次医療計画を策定するための指針(令和5年3月31日付医政局地域医療計画課長通知)においても、母子の心身の安定・安全の確保等を図
る観点から、産科区域の特定などの対応を講ずることが望ましいなか、当該施設の実情を踏まえた適切な対応を推進することとしているところである。
〇産科区域の特定により、下記の効果が期待される。
・妊産婦を特定の病室に集めることにより、その病室を担当する助産師が妊産婦ケアに集中できる。
・妊産婦が他科患者に気兼ねせず、安心して入院生活を送ることができる。
・新生児へのMRSA感染症を予防することができる。
〇本事業は、周産期医療施設における産科区域の特定に係る施設整備費を補助するものである。
3 事業の概要
2 産科病棟の現状
地域の周産期医療の基幹病院である周産期母子医療センターであっても、約半数
の施設で産科病棟に産科患者のみではなく、他科の患者が入院している。
産科区域の特定に係る施設の改修を行う際のゾーニングによ
る施設整備費を補助する。
<産科病棟における患者の受入状況(周産期母子医療センター数)>
産科患者のみ
180
他科混合
228
総合
73
地域
107
総合
39
地域
189
周産期母子医療センター408施
設のうち、228施設(55.9%)
で、産科病棟に産科以外の患者
が入院していた。
<産科区域特定の状況(周産期母子医療センター数)>
228施設
総合
地域
計
周産期母子医療センター228施
設のうち、126施設(55.2%)
ユニット化実施
5
31
36
で、産科区域の特定が行われて
ゾーニング実施
6
39
45
いなかった。
ユニット化及びゾーニング
4
17
21
実施
実施無し
24
102
126
出典:地域医療計画課調べ(令和4年度実績)
ユニット化
ゾーニング
ユニット化:ひとつづきになっている病棟の一部を産科専用の「ユニット」
として使用すること
ゾーニング:廊下を含むひと固まりの領域を産科だけの区域とすること
4 実施主体等
・実施主体:医療計画等に基づき、都道府県知事の要請を受けた病院
の開設者
・補助率 :国1/3(医療提供体制施設整備交付金)
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