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総-2個別事項について(その8)小児・周産期医療、感染症対策、医療安全、災害医療 (85 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_66044.html
出典情報 中央社会保険医療協議会 総会(第628回 11/19)《厚生労働省》
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同時抗原検査に関する関係学会の提言


同時抗原検査の適切な使用に関しては、一般社団法人日本感染症学会及び一般社団法人日本臨床微生物学会から以下の提言が発出
されており、同時抗原検査については、流行に季節性があること等を踏まえ、いずれか一方しか流行していない時期においては、
「特別な必要性がない場合は単独の検査キットを優先的に使用することが望ましい」とされている。

新型コロナウイルスを含めた同時抗原検査の適切な使用について(新型コロナウイルスを含めた同時抗原検査の適切な
使用について一般社団法人 日本感染症学会一般社団法人 日本臨床微生物学会 2025年8月25日)(抄)

同時検査キット使用の課題
…COVID-19、インフルエンザいずれも流行を繰り返していますが、その時々によって一方の感染者はほとんど検出されない時期
もあります。そのような状況において、発熱患者のスクリーニング目的で同時検査キットを用いることは望ましくありません。
検査キットの適切な使用について
新型コロナウイルスとインフルエンザウイルスいずれも流行が起こっており、医師が両方の検査が必要と判断される場合は同時検
査キットを活用していただくのがよろしいかと思います。ただし、どちらか一方の患者しかほとんど検出できない時期では、特別
な必要性がない場合は単独の検査キットを優先的に使用することが望ましいと考えられます。
他の同時検査キットについて
新型コロナウイルスとRSウイルスの同時検査キットも現在、販売されて臨床の現場でも使用されています。これも上記と同様に、
両方の同時検査が必要と判断される場合は適切な検査と言えますが、必ずしも積極的に両方を疑っていないにも関わらず、同時検
査をスクリーニング目的で使用するのは過剰な検査につながりますので、2 つの疾患の鑑別が必要な症例のみを対象として使用し
ていただく必要があると考えます。

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