総-2個別事項について(その8)小児・周産期医療、感染症対策、医療安全、災害医療 (73 ページ)
出典
| 公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_66044.html |
| 出典情報 | 中央社会保険医療協議会 総会(第628回 11/19)《厚生労働省》 |
ページ画像
プレーンテキスト
資料テキストはコンピュータによる自動処理で生成されており、完全に資料と一致しない場合があります。
テキストをコピーしてご利用いただく際は資料と付け合わせてご確認ください。
〇抗菌薬適正使用体制加算では、抗菌薬の使用状況のモニタリングが可能なサーベイランスとして、感染対策連携共通プ
ラットフォーム(J-SIPHE)及び診療所版J-SIPHEに参加することとなっている。
〇J-SIPHE及び診療所版J-SIPHEでは、WHOが定めた必須医薬品リストの抗菌薬に関して、臨床的重要性と薬剤耐性化の危
険性を考慮した3つのカテゴリー(Access、Watch、Reserve)に分類したAwaRe分類に沿ってサーベイランスを実施しており、
抗菌薬適正使用体制では、直近6か月において使用する抗菌薬のうち、Access抗菌薬に分類されるものの使用比率が
60%以上又はサーベイランスに参加する医療機関全体の上位30%以内であることとなっている。
J-SIPHEにおける抗菌薬の使用状況のモニタリング
Access抗菌薬に分類された各抗菌薬の
対象期間内の使用量 総量 の合計
計算式
Access使用比率 =
(%)
DDD
対象となる各抗菌薬の対象期間内の使用量
総量
の合計
DDD
DDD:WHOが定める抗菌薬の主な適応症に対する成人の1日仮想平均維持量
サーベイランス参加
医療機関
抗菌薬適正使用体制加算
の届出
AWaRe 分類※
◼ Access
一般的な感染症の第一選択薬、又は第二選択
薬として用いられる耐性化の懸念の少ない抗
菌薬で、全ての国が高品質かつ手頃な価格で、
広く利用出来るようにすべき抗菌薬。
◼ Watch
耐性化が懸念されるため、限られた疾患や適
応にのみ使用すべき抗菌薬。
◼ Reserve
他の手段が使用できなくなった時に最後の手
段として使用すべき抗菌薬。
※ 薬剤耐性(AMR)対策アクションプラン 2023-2027
サーベイランス参加医療機関における
Access使用比率のイメージ
抗菌薬適正使用体制加算の施設基準
Access抗菌薬に分類されるものの使用比率につい
て以下のいずれかを満たす
• Access抗菌薬の使用比率が60%以上
• サーベイランスに参加する医療機関全体の上位
30%以内であること
上位30%医療機関
医
療
機
関
数
0
5 10 15 20 25 30 35 40 45 50 55 60 65 70 75 80 85 90 95 100
Access使用比率(%)
73