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総-2個別事項について(その8)小児・周産期医療、感染症対策、医療安全、災害医療 (101 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_66044.html
出典情報 中央社会保険医療協議会 総会(第628回 11/19)《厚生労働省》
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ユニット化病床・モデル病床等における課題と論点
(結核患者の推移等)
• 初めて結核低まん延国となった2021年以降、結核低まん延国の水準を維持しており、2024年の罹患率(人口
10万人当たりの患者数)は8.1となっている。
• 結核病床数と年間菌喀痰塗抹陽性肺結核患者数は都道府県によりばらつきがあるものの、結核病床数100床未満
及び菌喀痰塗抹陽性肺結核患者数100人/年未満の都道府県が多い。
(ユニット化病床・モデル病床等について)
• 入院患者数の減少により、結核病棟維持が困難となっており、都道府県は、いわゆる「ユニット化」や「モデ
ル病床」、「感染症病床」などを組み合わせることで、適切な医療提供体制の構築に努めている。
• 小規模な結核病棟は、一般病棟とユニット化でき、結核病棟において重症度、医療・看護必要度の基準を満た
せない場合には、一般病棟と全体で、一般病棟の重症度、医療・看護必要度を満たす必要がある。
• モデル病床等では、高度な合併症や精神障害を有する結核患者への療養を行っており、当該患者も、一般病棟
における重症度、医療・看護必要度や平均在院日数算出の対象となっている。
• 感染症病床及びモデル病床の割合が結核病床より多い都道府県も見られる。
• 急性期一般入院料1の重症度、医療・看護必要度IIの割合1における該当基準が20%、割合2が27%であると
ころ、結核病棟入院基本料7対1における割合1の該当患者割合は5.6%、割合2の該当患者割合9.8%、モデ
ル病床等における結核患者の割合1の該当患者割合は6.1%、割合2の該当患者割合は12.0%と低い。
• また、モデル病床における結核患者の平均在院日数は59.5日と、急性期一般入院料1の平均在院日数基準であ
る16日を大きく上回る。

【論点】
○入院患者数の減少により結核病棟の維持が困難となっている中、地域での結核患者を受け入れる病床確保のため、
ユニット化病床やモデル病床等が活用されているが、ユニット化病床では、一般病棟と合わせた場合でも重症度、
医療・看護必要度を満たすことが困難となっている事例があることや、モデル病床等においても、結核患者と合
わせて、一般病棟における重症度、医療・看護必要度や平均在院日数の基準を満たすことが困難となっている事
例があることを踏まえ、ユニット化病床における重症度、医療・看護必要度や、モデル病床等における重症度、
医療・看護必要度、平均在院日数の取り扱いをどのように考えるか。

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