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01 令和8年度文部科学関係概算要求のポイント (84 ページ)

公開元URL https://www.mext.go.jp/a_menu/yosan/r01/1420668_00003.html
出典情報 令和8年度文部科学省 概算要求等の発表資料一覧(8/29)《文部科学省》
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研究力の抜本的強化による『科学の再興』の実現

令和8年度要求・要望額
2兆1,088億円
(前年度予算額
1兆9,115億円)
※運営費交付金中の推計額含む

〇 令和8年度からの次期科学技術・イノベーション基本計画に向けて最重要課題である我が国の「科学の再興」のため、優れた研究者が継
続的に輩出され、知的好奇心に基づく研究を行うことができる研究環境を構築し、我が国の研究力の国際的な優位性を取り戻す。
〇 このため、①人への投資の拡大、②新興・融合領域研究への挑戦、③AI for Scienceの実現、④国際プレゼンスの強化及び⑤基盤
的経費の確保と大学改革の一体的推進に係る施策を総合的に推進し、研究力を抜本的に強化。
1.科学技術人材の育成・活躍促進

人への投資

2.新興・融合領域への挑戦をはじめとする
多様で卓越した研究への支援

全ての基盤となる「科学技術人材」への投資を抜本的に拡充。産業ニーズ等も踏
まえつつ、多様な場・機会での活躍を拡大するとともに、次世代の人材育成を強化

・優れた博士課程学生・若手研究者の活躍促進(特別研究員制度)
178億円(163億円)

※この他、博士課程学生に対しては、次世代研究者挑戦的研究プログラム(SPRING)による
経済的支援も実施

・重要技術領域での研究者等の人材供給拡大(産業革新人材事業)
14億円(新規)
・次世代を担う科学技術人材育成(SSH)の強化
25億円(23億円)等

多様で卓越した
研究への支援

若手研究者を中心に既存の学問体系に捉われないチャレンジングな研究への挑戦
を後押しし、新興・融合領域の研究を推進

・ 科研費・創発事業による若手・新領域支援の一体改革
(若手研究者を中心とした挑戦的・国際的・創発的研究への支援)
2,503億円(2,379億円)
・ 新技術シーズの創出につながる研究を組織・分野を越えて戦略的に支援
461億円(438億円)等

AI for
Scienceの実現
日本固有の強みを活かし、ライフサイエンスやマテリアルサイエンスをはじめとした分野
横断的・組織横断的な取組を進めるとともに、情報基盤の強化や先端研究設
備・機器の戦略的な整備・共用・高度化、大規模集積等を通じて「AI for
Science」の先導的実装に取り組み、科学研究システムを革新

4.国際連携・国際共同研究による
国際頭脳循環の活性化

・ AI駆動型研究開発の強化
317億円(177億円)
・自動・自律・遠隔化による研究データ創出・活用の高効率化
26億円(新規)
・ 「AI for Science」を支える次世代情報基盤の構築
12億円(11億円)
・ 世界を先導する戦略的な産学・国際連携
58億円の内数(25億円の内数)

・ 優れた海外研究者の招へいによる研究力の抜本的強化
・ 先端国際共同研究・交流の抜本的強化
・ 世界トップレベルの国際的な研究拠点の形成

3.「AI for Science」による科学研究の革新

国際プレゼンスの
強化

優秀な海外研究者等の招へいや日本人研究者・学生の送り出しを抜本的に強
化するとともに研究拠点の国際化を推進し、世界トップレベルの国際頭脳循環に
参画
17億円(新規)
30億円(新規)
74億円(72億円)等

※ホライズン・ヨーロッパへの準参加については、内閣府において関係省庁分を一括して要求

科学を支える基盤

5.基盤的経費の確保と大学改革の一体的推進

大学改革の推進と併せて、人件費・物価の上昇等も踏まえつつ基盤的経費を確保するとともに、財源の多様化を進め、多様で厚みのある研究大学群への支援を強化
・ 国立大学法人運営費交付金
1兆1,416億円(1兆784億円)
・ 国立大学法人等施設整備費補助金
771億円(364億円)+事項要求 等

※ 国際卓越研究大学制度、地域中核・特色ある研究大学強化促進事業を通じて、
研究大学における研究力強化に向けた改革も推進

(担当:科学技術・学術政策局研究開発戦略課) 83