よむ、つかう、まなぶ。

MC plus(エムシープラス)は、診療報酬・介護報酬改定関連のニュース、

資料、研修などをパッケージした総合メディアです。


01 令和8年度文部科学関係概算要求のポイント (73 ページ)

公開元URL https://www.mext.go.jp/a_menu/yosan/r01/1420668_00003.html
出典情報 令和8年度文部科学省 概算要求等の発表資料一覧(8/29)《文部科学省》
低解像度画像をダウンロード

資料テキストはコンピュータによる自動処理で生成されており、完全に資料と一致しない場合があります。
テキストをコピーしてご利用いただく際は資料と付け合わせてご確認ください。

世界最高水準の大型研究施設の整備・利活用

令和8年度要求・要望額
(前年度予算額

791億円
491億円)

特定先端大型研究施設の共用の促進に関する法律に基づき、我が国が世界に誇る最先端の大型研究施設の整備・共用を進めることで、
あらゆる分野で世界を先導する研究成果を創出し、研究力強化や生産性向上に貢献する。さらに、国際競争の激化を踏まえ、施設の
更なる高度化を進めることで、世界最高水準の性能を達成する。
① 3GeV高輝度放射光施設 「NanoTerasu」
5,477百万円(4,213百万円)

② 大強度陽子加速器施設 「J-PARC」
12,254百万円(10,943百万円)

官民地域パートナーシップにより整備。
安定的な運転に加え、ユーザーニーズに沿った
共用ビームライン増設に向けた取組を推進。

世界最高レベルの大強度陽子ビームから生成
される2次粒子ビームを利用し、広範な分野
において先導的な研究成果を創出。

③-1 大型放射光施設 「SPring-8」/
X線自由電子レーザー施設 「SACLA」

➃-1 スーパーコンピュータ 「富岳」・HPCIの運営

【SPring-8】
世界最高性能の放射光の共用を促進し、
産学共にインパクトの高い成果を創出。

スーパーコンピュータ「富岳」を中核とし、多様な
利用者のニーズに応える革新的な計算環境
(HPCI:革新的ハイパフォーマンス・コンピューティング・
インフラ)を構築し、その利用を推進することで、
我が国の科学技術の発展、産業競争力の強
化、安全・安心な社会の構築に貢献。

16,461百万円(15,858百万円)

【SACLA】
原子レベルの構造解析や化学反応の変化
の瞬時計測等、最先端研究を先導。

③-2 SPring-8の高度化(SPring-8-Ⅱ)

17,060百万円(17,295百万円)

④-2 「富岳」の次世代となる新たなフラッグシップシステムの開発・整備
10,958百万円(-※)

 2030年頃の次世代半導体やGX社会の実現など産業・社会の大きな
転機を見据え、現行の100倍の輝度をもつ世界最高峰の放射光施設
を目指し、SPring-8-Ⅱの整備を実施する。
 具体的には、加速器、ビームライン等を刷新し、2位の米国に2倍以上
の差を付けて世界1位の性能を実現することで、未来の産業を先導する
最重要基盤施設となる。
※令和6年度補正予算により措置【17,031百万円】
①、② 、③-1、④-1の令和8年度要求・要望額 513億円
(前年度予算額
483億円)

16,901百万円(823百万円)

 2030年頃までの運転開始に向けて、「富岳」の次世代となる新たなフラッグ
シップシステムの開発・整備に着手。
 AI for Scienceをはじめとする新たな時代を先導し、あらゆる分野で世界
最高水準の計算能力を提供するとともに、「富岳」から端境期なく移行して
利用環境を維持することを目指す。
(担当:科学技術・学術政策局参事官(研究環境担当)付
研究振興局参事官(情報担当)付計算科学技術推進室)

72