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01 令和8年度文部科学関係概算要求のポイント (77 ページ)

公開元URL https://www.mext.go.jp/a_menu/yosan/r01/1420668_00003.html
出典情報 令和8年度文部科学省 概算要求等の発表資料一覧(8/29)《文部科学省》
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健康・医療分野の研究開発の推進

令和8年度要求・要望額
986億円
(前年度予算額
850億円)
※運営費交付金中の推計額含む
(うちAMED要求・要望額 697億円(前年度予算額 583億円))

背景・概要

 「経済財政運営と改革の基本方針2025」、「新しい資本主義のグランドデザイン及び実行計画2025年改訂版」(令和7年6月閣議決定)等に
基づき、AI駆動型生命科学研究を加速するオールジャパンの体制の構築やバイオバンク・ネットワーク連携強化・利活用推進等のライフサイエンス研究の
変革に資するAI・情報基盤の整備や、創薬力向上に向けた研究開発、感染症有事に備えた体制整備・研究開発を推進。
 認知症等の克服につながる脳神経科学研究や「世代をつなぐ生命科学」等のライフ・コースに着目した研究開発を推進。

AI・研究データを活用したライフサイエンス研究の革新

感染症有事に備えた体制整備・研究開発

○感染症有事に備えた治療薬・診断薬の世界トップレベル研究開発拠点
○ライフ分野のAI for Scienceのユースケース創出に向けた研究拠点強化
の形成事業 16億円(新規)
11億円(新規)
AIの活用がライフサイエンス分野における研究に変革をもたらす中、研究拠点を
感染症危機対応医薬品等(MCM)の開発に資するため、アカデミアと産業界
形成し、実験科学や良質なデータ等の我が国が有する強みを生かし、ライフサイエ の戦略的連携の下で研究開発及び人材育成等を推進する拠点を形成。
ンス分野における基盤モデルの開発やユースケース創出を推進。
○新興・再興感染症研究基盤創生事業 23億円(22億円)
○次世代医療実現バイオバンク利活用プログラム 93億円(新規)
アジア・アフリカ・南米に設置している海外研究拠点の継続・発展によるモニタリン
バイオバンクの利活用促進により革新的な創薬等の次世代医療を実現するため、 グ体制の基盤強化・充実により、感染症インテリジェンス強化に貢献。
臨床情報等の充実したバイオバンク・コホート基盤を整備し、試料・情報を用いた
データ駆動型研究やそれらを支える研究基盤を強化。
ライフ・コースに着目した研究開発
○生命科学・創薬研究支援基盤事業(BINDS) 42億円(36億円)
○脳神経科学統合プログラム 73億円(65億円)
ライフサイエンス研究における大規模解析のための先端研究基盤を整備・維持・
基礎・臨床の連結や、アカデミアと産業界との連携を強化しつつ、精神・神経疾
共用することにより、生命科学・創薬研究における測定・解析の高度化・効率化を
患の克服を目指して革新的なシーズ創出、病態メカニズム解明などを推進。
推進。
○次世代がん医療加速化研究事業 39億円(35億円)
○ライフサイエンス研究基盤整備事業(バイオリソース・情報基盤)
免疫学や遺伝子工学、核医学などの多様な分野の先端技術を融合させること
20億円(16億円)
で、革新的な医薬品の創生に資する基礎的研究を戦略的に推進。

創薬力向上に向けた研究開発の推進

○「世代をつなぐ生命科学」に関する研究 113億円の内数(108億円の内数)
※理研運営費交付金推計額
○橋渡し研究プログラム 59億円(54億円)
FIH試験実施に向けた支援を充実するため、橋渡し研究支援機関を活用・強化
ライフサイエンスを支える基礎研究・国際展開等
し、アカデミア等の優れたシーズの発掘や実用化への橋渡し研究を推進。
〇医療機器等研究成果展開事業 12億円(11億円)
○再生・細胞医療・遺伝子治療実現加速化プログラム 102億円(92億円)
異分野連携やリバーストランスレーショナルリサーチの推進等により、将来的な実 〇革新的先端研究開発支援事業 113億円(110億円)
用化を見据えた基礎的・基盤的な研究開発を強化。
〇ヒューマン・フロンティア・サイエンス・プログラム 18億円(18億円)
〇医療分野国際科学技術共同研究開発推進事業 19億円(9億円)
○スマートバイオ創薬等研究支援事業 16億円(15億円)
うち、先端国際共同研究推進プログラム(ASPIRE) 10億円(-※)
アカデミアの技術シーズを活用し、基盤技術の開発と疾患への応用を推進するととも
※令和4年度第2次補正予算により基金措置
に、アカデミア発の革新的な高機能バイオ医薬品の臨床ステージへの移行を支援。
(担当:研究振興局ライフサイエンス課)

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