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【資料1】精神疾患に係る医療提供体制について(その2) (7 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_63129.html
出典情報 精神保健医療福祉の今後の施策推進に関する検討会(第9回 9/8)《厚生労働省》
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前回の主な御意見(地域移行)
○ 退院後の生活を踏まえた多職種・多機関との事前の調整や密な連携が不可欠。入院初期からあらゆる機会を捉
え、退院を見据えて、早期に地域移行のための支援を始めることが何より重要。
○ 地域の受皿となる場所をつくるため、入所施設側の理解を進めたり、社会的包摂を推進するといったことを併
せて進めていく必要がある。
○ 入院中、地域ともに、やはり医療・介護連携の強化を考えることが必要ではないか。
○ 地域移行とは、単純に退院できればいいというわけではなく、入院中と退院後の生活がきちんとつながり、御
本人が安心して今後に希望を持って退院できるということが一番である。病院や地域によって違いがあるものの、
病状のせいで退院できないと思われている方もいれば、実際にある地域では十分に地域で生活ができているとい
う実態もあるので、地域の協議会できちんと議論していただき、それが医療機関とも共有されることが必要。
○ 現在の障害者の福祉サービスについては、精神科領域の知見をあまり持っていない職員が配置されていて、い
ろいろな問題が地域の中では起こっており、精神障害者の受皿として考えていいものか。精神障害者の人たちに
とって有効なサービスがどういうものかを人員配置も含めて議論を進めていく必要がある。
○ 「障害者の地域生活支援も踏まえた障害者支援施設の在り方に係る検討会」では、施設に入られている方の意
思決定支援をしっかりやるという議論であった。同じことを精神科でもしっかり取り組む必要があるのではない
か。
○ 医療従事者の中には、患者に対して無理して退院する必要はないとか、退院しても地域生活は難しいという意
識の人も少なくない。なぜ地域移行支援が必要なのかを医療従事者自身が十分に理解するための研修会や患者さ
んへの地域移行支援に対する情報提供の機会も必要。ポスターなどの掲示、OTなどでの退院への動機づけ、実際
の地域移行支援によって退院した方へのピアサポーターの活用など、入院している患者さん自身が退院したい、
退院できるという気持ちが持てる院内環境の整備が全国的に展開される必要がある。一部の病院では取組がなさ
れているが、医療機関によってかなりの格差が生じているのではないか。

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