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【資料1】精神疾患に係る医療提供体制について(その2) (39 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_63129.html
出典情報 精神保健医療福祉の今後の施策推進に関する検討会(第9回 9/8)《厚生労働省》
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前回の主な御意見:「にも包括」の推進(行政が行うアウトリーチの前提)
○ アウトリーチ支援チームの必要性・重要性はとても強く感じ、特に医療にはまだつながっていないような未治
療の方、そして、医療中断の方等に支援を行い、そのために本人の意思を尊重した形で介入できる多職種連携支
援チームが地域に存在してくれることは大変心強い。アウトリーチ支援においては、精神科医療を拒否する相当
の理由がある場合も少なくないので、最初の関わりの第一歩は、精神科医療を前面に出さないほうがよい。一定
の時間をかけて適切な信頼関係を構築していき、本人が必要と思った際に、極力任意の形で精神科医療とつなぐ
ことができるような形が本来的には望ましい。
○ アウトリーチ訪問では、急な病状変化への対応や本人の自立生活の実現のための支援を求めたい。孤立した家
庭の中では、急な病状変化があっても、家族だけで何とか対応しなければならず、常に家族が不安を抱え込んで
生活をしているので、本人の自立生活はとても無理と考えてしまう家族が多く存在する。
○ アウトリーチ機能を確保していくことが重要。その一方で、訪問という性質を伴う業務・活動全てについて言
えることだが、事故なくうまく機能する仕組みをどのように構築していくのかを考えていくことも必要。
○ にも包括が目指す地域で安心して暮らすためには、長期入院者の退院支援とともに、現在、地域に埋もれてし
まって孤立した本人も含めた家族への支援、8050問題から9060問題とも言われているが、この方々への対応
は急務の課題。

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