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【資料1】精神疾患に係る医療提供体制について(その2) (37 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_63129.html
出典情報 精神保健医療福祉の今後の施策推進に関する検討会(第9回 9/8)《厚生労働省》
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前回の主な御意見:「にも包括」の推進(地域で拠点となる精神科訪問看護事業所の役割等)
(地域で拠点となる精神科訪問看護事業所の役割)
○ 精神科病院の地域偏在にも対応できるように、精神科の地域ケアの拠点となるような役割を精神科訪問看護ス
テーションが持つことも今後必要になってくるのではないか。そのためには今よりもさらに地域ケア力を高める
ことも必要なので、精神科ニーズに対応できる機能強化型訪問看護ステーションのような体制も必要ではないか。

○ 地域や患者の実態に応じてその専門性を発揮し、必要に応じて夜間休日の緊急対応などにも対応できるように
するためには、訪問看護事業所の規模の拡大や関係機関と連携した体制の構築も必要。
○ 精神科訪問看護と身体ケアについて、身体と精神の訪問看護を提供しているところがいろいろな連携や情報交
換を行っているが、精神科訪問看護と身体ケアの訪問看護との連携を進めるために、例えば身体ケアを主とする
訪問看護ステーションへの地域コンサルテーションを精神科訪問看護ステーションが行うといったことも必要。

(身体合併症への対応)
○ 精神科訪問看護を利用されている方で内科の受診などをされている方がいるが、自分の状態を医師にうまく伝
えられない、内科医の指示が理解できず、それが精神科訪問看護にもなかなか共有できない状況もある。それを
考えたときに、オンライン診療のD to P with Nが考えられるのではないか。
○ 関係者による支援の困難性を軽減し、支援の効率化やきめ細やかな支援を充実させる観点から、身体・精神合
併症患者への訪問看護の際に、高い専門性を持つ看護師が同行し、看護を提供できる体制・仕組みづくりが今後
さらに求められるのではないか。
○ 精神疾患を有する方や心精神身体合併症患者の代弁者となって患者を擁護できる精神科訪問看護事業所の看護
師が、精神科以外の外来通院時に受診支援、同行訪問などをすることによって、地域移行後の疾患悪化を予防で
き、対処方法などの正確な情報共有や円滑な生活療養環境の整備が可能となるのではないか。
○ にも包括を考えるに当たっては、精神・身体合併症を地域でみられる体制が当然必要で、訪問看護の連携と同
様に、訪問診療に関しても、精神と身体が両方必要な方に対して、精神科在宅患者支援管理料等をどのようにし
ていくのかを今後整理する必要がある。
○ かかりつけ医との連携になってくると思うが、例えばこころの連携指導料といった仕組み自体があるにもかか
わらず、活用されていない状況がある。今ある仕組みをいかに活用していくかという観点も含めて、外来での精
神・身体合併症の在り方や身体科との連携を考えていく必要がある。

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