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【資料1】精神疾患に係る医療提供体制について(その2) (17 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_63129.html
出典情報 精神保健医療福祉の今後の施策推進に関する検討会(第9回 9/8)《厚生労働省》
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前回の主な御意見:身体合併症について(身体合併症に対応する人材の確保)
○ 精神科領域に関する専門性の高い看護師の活躍の場を増やしていくこと、専門性の高い看護師を増やしていく
ことが大切。
○ 精神・身体合併症の患者の対応の中で、精神看護専門看護師はコンサルテーション機能を果たしていて、専門
性の高い看護師とともに協働・連携することで患者の状態に応じた質の高い医療や看護が提供できるので、看護
職間の看看連携をさらに進めることが重要。
○ 一般病院と精神科病院がいかに連携していくかという方法論を整理していくことが重要であり、実際に連携し
ているところはあるけれど、医師が連携するだけではなく、専門看護師や公認心理師の方が病院間で連携するス
キームが今後必要。また、身体科病棟で精神科の患者さんを診ていく、あるいはその逆の状況で、実は身体科の
治療ができても又は精神科の治療ができても、看護がなかなか難しいという状況もしばしばある。そういうとこ
ろは専門看護師の方の看看連携でカバーしていくことも必要。

○ 高度な専門性を持った精神科の看護師の働きは重要であり、公認心理師、精神保健福祉士、作業療法士、医師
がチームになってリエゾンとして回り、身体科と精神科をつなぐという役割をもう少しうまくやっていけるとい
いが、人員の都合で難しいところはある。
○ 精神科病院の中でも精神科のスタッフが身体のほうをある程度勉強している看護師、糖尿病の慢性疾患の専門
看護師、糖尿病療養指導士を持っている看護師のほか、栄養士などで資格を持っている方がいるので、多職種を
活用しつつ、精神科病院の中での身体科医療の診る力を上げていくことや逆に身体科で精神科の対応を向上させ
る研修等の取組を相互交流としてできるといいのではないか。
○ 認知症においては、医療従事者向けの対応力向上研修をはじめ、かなり充実した研修がラインナップされてい
るが、それと同様に、精神疾患、あるいは障害者の対応力向上研修を医療従事者向けに充実していくことが必要
ではないか。
○ 総合病院が精神科病床をもつことの意義として、医療提供体制だけではなく、教育体制としても非常に重要な
役割を担っている。精神科医が総合病院で診療することによる教育的効果であるとか、看護師等が勤務すること
による教育的効果を考えると、診療提供体制以外での人材育成という観点からも、総合病院の精神科を考えてい
く必要がある。
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