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【資料1】精神疾患に係る医療提供体制について(その2) (14 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_63129.html
出典情報 精神保健医療福祉の今後の施策推進に関する検討会(第9回 9/8)《厚生労働省》
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前回の主な御意見:身体合併症について(身体合併症に係る医療提供体制)
○ 精神疾患の有無にかかわらず、必要なときには高度な身体疾患の治療が受けられるような体制というのは、欠
かすことができない。
○ 医療本来のあるべき姿としては、精神障害があったとしても、どこの医療機関でも対応可能な体制が求められ
る。そこにつながる方向性としては、総合病院に精神科の設置を進めること、特に精神科医療機関が不足してい
る地域では、重点的に総合病院の精神科設置を進める必要があるのではないか。
○ 身体合併症に係るケアを受けられる体制は地域特性に左右されてしまう。

○ 医療提供体制の観点から、身体合併症患者への対応を平素からしっかりと都道府県において議論していくこと
が重要。都道府県においては、地域医療対策協議会、地域医療構想調整会議、医療計画の検討の場など、たくさ
ん議論する場があるので、そういった中で、精神医療についても十分に議論を行っていくことが重要ではないか。
○ 新たな地域医療構想等に関する検討会では、人口100万人以上の大都市部、人口50~60万人程度の地方都市
部、人口30万人未満の人口の少ない都市部等に分けて、人口規模別にどのように高度急性期、急性期、包括期、
あるいは慢性期、それぞれの医療提供体制をどう考えていくのかを議論している。精神医療の場合、県全域が精
神医療圏の場合もあり、各地域において精神科医療の社会資源というのはかなり差異もあるため、まずは自らの
地域においてどういった体制がいいのか、身体合併症患者への対応をどこでどうするのかをしっかりと議論して
いくことが必要。
○ 地域医療構想の中で必要な病床を調整会議等で検討していただき、機能を維持していくことを考えていく必要
がある。

○ 理想を言えば、すべての医療圏域で身体合併症病棟があるといいが、そうもいかないので、役割分担とトリ
アージを進めていくのがよいのではないか。
○ 身体合併症については、精神科救急学会などでも取り上げられ、並列モデル、縦列モデルとある。並列モデル
は精神病床を有する総合病院であり、縦列モデルは、とにかくピストンで受診を縦横無尽にできるようにする。
今もやっているとは思うが、よりできるようにする以外にはないと考える。

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