【資料1】精神疾患に係る医療提供体制について(その2) (66 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_63129.html |
出典情報 | 精神保健医療福祉の今後の施策推進に関する検討会(第9回 9/8)《厚生労働省》 |
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背景
・ 精神障害にも対応した地域包括ケアシステムの構築において、精神科救急医療体制を整備することは、精
神障害を有する方々等の地域生活を支えるための重要な基盤として位置づけられる。時代ごとに多様化する
ニーズに対応しつつ、持続可能な救急医療体制を整備・維持していくためには、緊急性の高い患者の特徴を
把握してサービス対象となる患者の臨床像を同定し、医療体制の相応性を検証していくことが必要。
研究目的
・ 高規格病棟(精神科救急急性期医療入院料病棟)の必要性が高い患者の臨床像の特徴を明らかにし、精度
の高い必要度判定が学術根拠に基づいて可能となるような方策を整えることにより、今後の関連制度の設計
や見直しに役立て、医療体制整備に資する成果を得ること等。
方法
・ 全国に161ある精神科救急急性期医療入院料病棟を持つ医療機関のうち81医療機関から得られた2164名
のデータにつき、昨年度までの研究(※)結果を基に作成したチェックリスト得点を算出し、ROC分析を用
いて精神科救急急性期医療入院料病棟の必要性の判別能を評価した。必要性評価は、臨床判断で0-10で
ratingし、7以上を必要性ありとした。
(※)令和6年度厚生労働行政推進調査事業費補助金「精神障害にも対応した地域包括ケアシステムの構築を推進する政策研
究」(研究代表者:藤井千代)分担班:精神科救急医療体制に関する研究(研究分担者:杉山直也)
結果
・ N=2164のうち、3点以上の割合は73.1%、非自発入院(措置、緊急措置、応急、鑑定)は、74.9%
・ 臨床判断で0-10でratingし、7以上を必要性ありとする場合、チェックリストで3点以上は、感度
83.64%、特異度51.87%、AUC0.75
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