【資料1】精神疾患に係る医療提供体制について(その2) (23 ページ)
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公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_63129.html |
出典情報 | 精神保健医療福祉の今後の施策推進に関する検討会(第9回 9/8)《厚生労働省》 |
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(地域で求められる役割への対応)
○ 多機能型の診療所にはインセンティブがつくように配慮が必要であり、全て一つのところで行うのは無理があ
る。地域医療構想を進めていく中で地域においてうまく役割分担をしていけばいいのではないか。
○ 小さな診療所でこんなフル装備は難しく、規模の小さい医療機関が非常に多いので、チームを組み、いろいろ
な機能を持っているところと連携していく必要があるのではないか。
○ 医療機関単独でできないならば、グループをつくるという話にしたほうが分かりやすいのではないか。
○ 救急に関して、例えば東京では、診療所の団体と病院の団体が協力をして夜間休日診療を行っているが、意外
とそこに患者が来ないという問題もあるので、もっと広く周知して、初診で困っている方で、救急的なときに利
用していただければと考えている。また、東京では診療所の団体において、医者が電話相談を受ける日にちも月
に何回か設けている。
○ 今後の精神科医療の在り方を考える際、地域責任制という考え方も必要になるのではないか。一定の地域内で
情報連絡を密に行い、関係機関の信頼関係を醸成していく中で、各機関の役割分担を明確にし、連携協力体制を
作っていく必要がある。精神科救急は地域責任制によるミクロ救急が提供し、これをマクロ救急である精神科救
急医療体制整備事業が補完するという仕組みになるのではないか。ただし、精神科医療資源が少ない地域の精神
医療提供体制については、別途検討する必要がある。
○ 高齢等での介護などが必要な方には、在宅療養支援診療所・病院が対応され、24時間365日体制がある。精神
科でも長期入院後に退院した方が、介護保険には該当しない高齢者という方も一定数いらっしゃり、その方たち
にどのように対応していくかを考えると、身体のことも含めて医療機関が全般的に診てくれるという安心感は欠
かせない。
(その他)
○ かかりつけ精神科医機能を有する医療機関の中に精神保健福祉士が配置される場合も想定されるが、職場に
よって業務の内容がかなり違う。入院医療の論点でもあったように、精神保健福祉士に医療機関で働いてもらう
ために何が必要かを検討する必要がある。
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