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【資料1】精神疾患に係る医療提供体制について(その2) (4 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_63129.html
出典情報 精神保健医療福祉の今後の施策推進に関する検討会(第9回 9/8)《厚生労働省》
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前回の主な御意見:入院医療について(入院機能)
○ 将来的には、救急と急性期が一つ、もう一つは、救急・急性期で退院できなかった方をケアミックス病棟のよ
うなところで地域移行を進めることが考えられる。入院以外では、看護小規模多機能型居宅介護などで、グルー
プホームでの暮らしを支えるというのが一つではないか。
○ どういう入院機能を残すかについては、一つは救急病棟、もう一つは精神地ケア病棟ではないか。精神地ケア
病棟については、今の施設基準や人員配置では問題がある。
○ 今後有するべき体制や機能として、地域で生活する精神障害者の方が短期入院や休息入院が必要時にできるこ
とが必要。これまで体制として議論できていない。安心して利用できる入院機能を設けていくことが必要。重症
化を防ぎ、よく議論されるが長期入院の防止にもつながるため、看護小規模多機能型居宅介護も含め検討が必要。
○ 地域と密着して地域の生活を支えるための病棟が必要。介護保険における小規模多機能型居宅介護のような運
用で、昼間は病院又は病棟に通所される、あるいはちょっと疲れたときには数日間宿泊する、その病棟から慣れ
た看護師が在宅に訪問して、支援する形にすれば、ニューロングステイも予防できるのではないか。
○ 地域移行を後押しし続ける病院として、精神科救急、処遇困難、災害支援、研修、人材育成、政策医療等の機
能を持つような病院が必要になってくるのではないか。
○ 精神科地域包括ケア病棟が新設されたが、算定した病院の大半が撤退又は撤退を考えている。今回実装してみ
て分かった課題に関してしっかり検証した上で、回復期の入院医療の在り方をもう一度考え直す必要がある。
○ 精神科地域包括ケア病棟入院料というものが診療報酬で位置づけられたが、施設基準が厳しく、現在、手挙げ
が芳しくない状況。ただ、考え方としては、地域を支える病棟、特に在宅の障害福祉サービスや介護保険サービ
スとの密なる連携は非常に重要なので、今後そういった役割は期待されているものと考えている。
○ 療養病棟については、生活の場という見方もあるが、仮に現状そのように機能していて、かつそこにいる患者
さんたちが満足していたとしても、1か所に患者や障害者を集めることで、ほかの社会との交流を脆弱にしてし
まうため、インクルーシブ社会という観点から見ると、やがては脱却すべき枠組みだと言わざるを得ない。
○ 救急と精神地ケア病棟のほかに重度かつ慢性みたいな病棟がいつも問題になる。特に代表とされるのが強度行
動障害の方々だが、地域との連携をつくろうとしてもできず、地域の強度行動障害の方などを見る力も弱いので、
結局、疲れ果てて病院に戻り、病院に入れたらもう地域で受けてもらえなくなるといった実情がある。重度かつ
慢性用の病棟をつくるということではなく、地域の障害者サービスや精神科のサービスを充実させるべき。
○ 医療計画の指標例に、非自発的入院件数を新たに入れるべきではないか。
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