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福祉用具サービス提供における適切なPDCAの実現に向けた手引き (53 ページ)
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出典情報 | 福祉用具サービス提供における適切なPDCAの実現に向けた手引き(7/10)《厚生労働省》 |
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7.2
退院・退所時カンファレンス等への同席
他職種の皆様には、多職種協働の観点から、退院・退所時カンファレンス等に福祉用具専門相談員
も同席するようお声掛けいただくことを期待します。
福祉用具サービスの利用者には、退院・退所をきっかけとして利用を開始する利用者も多くいま
す。これを踏まえ、令和3年度介護報酬改定では退院・退所加算のカンファレンスの要件に
「退院・退所
後に福祉用具の貸与が見込まれる場合は、必要に応じ、福祉用具専門相談員や居宅サービスを提供
する作業療法士等が参加するもの」
と明記されました。
退院・退所をきっかけに福祉用具を利用する場合には、病院・施設と自宅の環境の違いを踏まえた
住環境整備を行う必要があり、在宅環境で使用する福祉用具に関する専門知識を持つ福祉用具専門
相談員の視点も重要です。
実際に、福祉用具専門相談員の退院・退所時カンファレンスへの参加や家屋調査への同行等を通じ
て、適切な福祉用具の選定・設置につながり、在宅生活への移行を円滑に行うことができた、
といった
声も挙げられています。
退院・退所時カンファレンス等に福祉用具専門相談員に同席してもらっても、福祉用具サービスが
不要と判断されるケースもあり、声を掛けるのを躊躇されているケースもあるかもしれませんが、前
広に情報共有いただくことが、利用者にとっても効果的な自立支援に繋がるため、多職種協働の観点
から、福祉用具専門相談員も巻き込んでいただければと思います。
7.3
専門職としての相互理解
福祉用具専門相談員は、ケアプランに基づき、利用者の心身の状況、希望及びその置かれている
環境等を踏まえて利用目標を定めるとともに、利用者がその目標に向けて福祉用具を活用した生活
を送れるよう、適切な福祉用具の選定等を専門職として支援する役割を担っています。福祉用具の納
品・設置だけでなく、ケアプランに基づいたサービス提供
(適切な福祉用具の提案、自立支援に向けた
使用方法等を含めた適合・助言、安全に利用するための注意喚起等)
を実施する専門職です。チーム
ケアの一員として、利用者情報やリスクの共有を通じ、福祉用具専門相談員が持つ商品知識や効果的
な福祉用具の活用方法、事故防止などに関する知識や経験を活用してください。
50
退院・退所時カンファレンス等への同席
他職種の皆様には、多職種協働の観点から、退院・退所時カンファレンス等に福祉用具専門相談員
も同席するようお声掛けいただくことを期待します。
福祉用具サービスの利用者には、退院・退所をきっかけとして利用を開始する利用者も多くいま
す。これを踏まえ、令和3年度介護報酬改定では退院・退所加算のカンファレンスの要件に
「退院・退所
後に福祉用具の貸与が見込まれる場合は、必要に応じ、福祉用具専門相談員や居宅サービスを提供
する作業療法士等が参加するもの」
と明記されました。
退院・退所をきっかけに福祉用具を利用する場合には、病院・施設と自宅の環境の違いを踏まえた
住環境整備を行う必要があり、在宅環境で使用する福祉用具に関する専門知識を持つ福祉用具専門
相談員の視点も重要です。
実際に、福祉用具専門相談員の退院・退所時カンファレンスへの参加や家屋調査への同行等を通じ
て、適切な福祉用具の選定・設置につながり、在宅生活への移行を円滑に行うことができた、
といった
声も挙げられています。
退院・退所時カンファレンス等に福祉用具専門相談員に同席してもらっても、福祉用具サービスが
不要と判断されるケースもあり、声を掛けるのを躊躇されているケースもあるかもしれませんが、前
広に情報共有いただくことが、利用者にとっても効果的な自立支援に繋がるため、多職種協働の観点
から、福祉用具専門相談員も巻き込んでいただければと思います。
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専門職としての相互理解
福祉用具専門相談員は、ケアプランに基づき、利用者の心身の状況、希望及びその置かれている
環境等を踏まえて利用目標を定めるとともに、利用者がその目標に向けて福祉用具を活用した生活
を送れるよう、適切な福祉用具の選定等を専門職として支援する役割を担っています。福祉用具の納
品・設置だけでなく、ケアプランに基づいたサービス提供
(適切な福祉用具の提案、自立支援に向けた
使用方法等を含めた適合・助言、安全に利用するための注意喚起等)
を実施する専門職です。チーム
ケアの一員として、利用者情報やリスクの共有を通じ、福祉用具専門相談員が持つ商品知識や効果的
な福祉用具の活用方法、事故防止などに関する知識や経験を活用してください。
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