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福祉用具サービス提供における適切なPDCAの実現に向けた手引き (16 ページ)
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出典情報 | 福祉用具サービス提供における適切なPDCAの実現に向けた手引き(7/10)《厚生労働省》 |
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3. 一般的な福祉用具サービス提供プロセスにおけるポイント
3.2
Plan
~コラム~
福祉用具の選定にあたって心がけるべきポイント
利用者にとって適切な福祉用具を選定するためには、幅広い視点から利用者の生活全般を把握したうえで、
今後の生活の見通しも踏まえて選定を行うことが重要です。選定にあたって心がけるべきポイントとして、現場
経験豊富な福祉用具専門相談員からは以下のような点が挙げられました。
・ 介護支援専門員等からの依頼時に具体的に福祉用具の指定があった場合にも、まずは過去の生活状況を
含めた利用者の生活全般について聞き取ることで、過去と現在の生活状況のギャップを把握し、ギャッ
プの解消・縮小につながる福祉用具を福祉用具専門相談員の視点から検討する。
・ 利用者に必要な機能やニーズに加え、さらに利用者が何をしたいのか
(目標)
を把握し、目標達成のために必
要な福祉用具を検討する。
例)
歩行器の場合、単に歩行補助による転倒予防を目的とするか、物を運ぶなどの自分の役割を継続すること
を目標とするかによって、必要な機能や提案する商品が異なる 等
・ 機能や価格帯の異なる複数の商品を選定する際には、身体適合を重視しつつ、図表3-4
(P.10)で示した視点
をもとに、異なる役割を持つ商品を選定する。
(2)
利用者・家族への提案
・ (1)
で具体的な種目・商品を選定した後、最終的には利用者・家族に使用する商品を選択いただく
必要があるため、利用者・家族への提案を行います。利用者・家族の適切な選択を支援するために
は、主に図表3-7に示す内容をわかりやすく平易な言葉で説明することが重要です。
・ 利用者の疾病や身体機能、認知機能及び住環境等によって、福祉用具を利用する際に注意が必要
な場合もあるかと思います。福祉用具を安全に利用していただくことも福祉用具専門相談員とし
ての重要な役割ですので、使用にあたっての注意事項や想定されるリスク等も含めて丁寧に説明
し、利用者にとって有効な福祉用具の選定を支援してください。
図表3-7
利用者への提案において説明すべき内容の例
・なぜその種目・商品を選定したのか
・商品による違い(特徴)は何か
・どのように利用することで福祉用具の利用目標を達成できるのか
・使用にあたっての注意事項や想定されるリスク
13
3.2
Plan
~コラム~
福祉用具の選定にあたって心がけるべきポイント
利用者にとって適切な福祉用具を選定するためには、幅広い視点から利用者の生活全般を把握したうえで、
今後の生活の見通しも踏まえて選定を行うことが重要です。選定にあたって心がけるべきポイントとして、現場
経験豊富な福祉用具専門相談員からは以下のような点が挙げられました。
・ 介護支援専門員等からの依頼時に具体的に福祉用具の指定があった場合にも、まずは過去の生活状況を
含めた利用者の生活全般について聞き取ることで、過去と現在の生活状況のギャップを把握し、ギャッ
プの解消・縮小につながる福祉用具を福祉用具専門相談員の視点から検討する。
・ 利用者に必要な機能やニーズに加え、さらに利用者が何をしたいのか
(目標)
を把握し、目標達成のために必
要な福祉用具を検討する。
例)
歩行器の場合、単に歩行補助による転倒予防を目的とするか、物を運ぶなどの自分の役割を継続すること
を目標とするかによって、必要な機能や提案する商品が異なる 等
・ 機能や価格帯の異なる複数の商品を選定する際には、身体適合を重視しつつ、図表3-4
(P.10)で示した視点
をもとに、異なる役割を持つ商品を選定する。
(2)
利用者・家族への提案
・ (1)
で具体的な種目・商品を選定した後、最終的には利用者・家族に使用する商品を選択いただく
必要があるため、利用者・家族への提案を行います。利用者・家族の適切な選択を支援するために
は、主に図表3-7に示す内容をわかりやすく平易な言葉で説明することが重要です。
・ 利用者の疾病や身体機能、認知機能及び住環境等によって、福祉用具を利用する際に注意が必要
な場合もあるかと思います。福祉用具を安全に利用していただくことも福祉用具専門相談員とし
ての重要な役割ですので、使用にあたっての注意事項や想定されるリスク等も含めて丁寧に説明
し、利用者にとって有効な福祉用具の選定を支援してください。
図表3-7
利用者への提案において説明すべき内容の例
・なぜその種目・商品を選定したのか
・商品による違い(特徴)は何か
・どのように利用することで福祉用具の利用目標を達成できるのか
・使用にあたっての注意事項や想定されるリスク
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