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福祉用具サービス提供における適切なPDCAの実現に向けた手引き (17 ページ)

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出典情報 福祉用具サービス提供における適切なPDCAの実現に向けた手引き(7/10)《厚生労働省》
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3.2

Plan

~コラム~
利用者の適切な選択を支援するための提案の工夫
利用者への提案にあたっては、口頭での説明に加えて、以下のような取組を行うことも有効です。
・ 試用期間を設け、実際に候補となる商品を試用していただくことで、商品による違い等を実感いただくととも
に、適合状況を確認する。
・ 特殊寝台や移動用リフト等、利用者に実物を見て選択いただくことが難しい種目の場合は、タブレット端末で
動画等を見せ、利用者が具体的な利用場面をイメージできるよう説明する。

★一部の福祉用具に係る貸与と販売の選択制の導入について★
令和6年度介護報酬改定において、一部の福祉用具に係る貸与と販売の選択制が導入され、
「選択制の対象福祉用
具の提供に当たっては、福祉用具専門相談員又は介護支援専門員が福祉用具貸与又は特定福祉用具販売のいずれか
を利用者が選択できることについて、利用者等に対し、
メリット及びデメリットを含め充分説明を行うこととするととも
に、利用者の選択に当たって必要な情報を提供すること及び医師や専門職の意見、利用者の身体状況等を踏まえ、提
4とされました。
これにより、選択制の対象福祉用具である固定用スロープ、歩行器
(車輪・キャス
案を行うこととする」

ターなし)
、単点杖及び多点杖の利用が想定される利用者に対しては、今後の見通しを含め、医師や専門職の意見も踏
まえて貸与と販売を選択できることの説明や、利用者の選択にあたって必要な情報を提供する必要があります。利用
者の選択にあたって必要な情報の例は図表3-8のとおりです。
図表3-8

利用者の選択にあたって必要な情報の例

・ 利用者の身体状況の変化の見通しに関する医師やリハビリテーション専門職等から聴取した意見
・ サービス担当者会議等における多職種による協議の結果を踏まえた生活環境等の変化や福祉用具の
利用期間に関する見通し
・ 貸与と販売それぞれの利用者負担額の違い
・ 長期利用が見込まれる場合は販売の方が利用者負担額を抑えられること
・ 短期利用が見込まれる場合は適時適切な福祉用具に交換できる貸与が適していること
・ 国が示している福祉用具の平均的な利用月数
(※)
※選択制の対象福祉用具の平均的な利用月数
(出典:介護保険総合データベース)
・ 固定用スロープ:
13.2ヶ月
・ 歩行器:
11.0ヶ月
・ 単点杖:
14.6ヶ月
・ 多点杖:
14.3ヶ月
出典)
厚生労働省老健局老人保健課、認知症施策・地域介護推進課、高齢者支援課事務連絡
(令和6年3月15日)
「令和6年度介護報酬改定に関する
Q&A
(Vol.1)

問101
第239回社会保障審議会介護給付費分科会「【参考資料1】
令和6年度介護報酬改定における改定事項について」
1.
(8)
①一部の福祉用具

4

に係る貸与と販売の選択制の導入(P.59)

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