よむ、つかう、まなぶ。

MC plus(エムシープラス)は、診療報酬・介護報酬改定関連のニュース、

資料、研修などをパッケージした総合メディアです。


福祉用具サービス提供における適切なPDCAの実現に向けた手引き (40 ページ)

公開元URL
出典情報 福祉用具サービス提供における適切なPDCAの実現に向けた手引き(7/10)《厚生労働省》
低解像度画像をダウンロード

資料テキストはコンピュータによる自動処理で生成されており、完全に資料と一致しない場合があります。
テキストをコピーしてご利用いただく際は資料と付け合わせてご確認ください。

4. 疾患別のポイント

4.3

心疾患

4.3.1 心疾患の概要・特徴
・ 心疾患とは、心臓の機能が障害される病気の総称であり、代表的なものとして、虚血性心疾患
(狭
心症、心筋梗塞)
、心臓弁膜症、不整脈、心不全が挙げられます。
・ 心疾患は、高齢者の多くに発症する可能性があり、罹患者数は今後も増加していくものと予想され
ています。
・ 心疾患は、根治が望めない進行性かつ致死性の高い悪性疾患であり、罹患者の大半が感染症や脳
血管障害、認知症、腎機能障害、運動機能障害等の心疾患以外の併存症を有しています。
・ 心疾患は再発すると急に状態が悪化し、再入院に至ります。治療により心機能や日常生活自立度が
改善しているようにみえても、いずれまた状態が急に悪化するといったように、急激な状態の悪化
と改善を繰り返しながら、徐々に疾患の状況が進行していきます。そのため、急激な状態の悪化に
よる再入院の予防が重要です。
・ 上記を踏まえ、モニタリング時には状態悪化の徴候がないかを確認することが重要になります。
図表 4-2

心疾患の経過

出典)あおぞら診療所編著「症例別・伝えるタイミングがわかる介護職のための医療とのつきあいかた」
メディカ出版、P,10、2017年を一部改変

37