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福祉用具サービス提供における適切なPDCAの実現に向けた手引き (52 ページ)

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出典情報 福祉用具サービス提供における適切なPDCAの実現に向けた手引き(7/10)《厚生労働省》
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7.

福祉用具サービスの提供に関わる他職種の役割

福祉用具専門相談員が福祉用具に係るサービス提供において適切なPDCAを実践し、利用者にとっ
て適切な福祉用具の選定、提供を行うためには福祉用具専門相談員だけでなく、利用者を取り巻く他
職種の皆様の協力が不可欠です。よって本手引きでは、福祉用具専門相談員のみならず、福祉用具
サービスの提供に関わる他職種の役割についても記載しています。
図表 7-1

福祉用具サービスの提供における全体像
(多職種協働)

訪問看護

通所介護

訪問介護
訪問
リハビリ
テーション

通所リハビリテーション

福祉用具専門相談員

利用者

・福祉用具貸与事業所

介護支援専門員
・地域包括支援センター
・居宅介護支援事務所

7.1

医療機関

情報共有
他職種の皆様には、福祉用具専門相談員に対して、利用者の身体状況や住環境、介護環境等の情
報、特に医療職、
リハビリテーション専門職の方々には医療的な知識やADLの評価、今後の見立てにつ
いて、随時情報共有いただくことを期待します。
福祉用具サービスの提供にあたって、福祉用具専門相談員は、あらゆる情報を踏まえ、市場に多数
ある商品の中から適切な種目・商品を提案しています。適切な種目・商品を提案するには、他職種の皆
様から共有いただく情報が大きな決め手になることもあり、既往歴や現在の疾病・疾患、処方されてい
る薬の情報、家屋内での生活動作や活動範囲、今後の治療計画やリハビリテーション計画等、他職種の
皆様が
「福祉用具専門相談員には不要だろう」
と思われるような情報も参考としています。福祉用具専
門相談員としてもアセスメントや利用者・家族への聞き取りを行いますが、全ての情報が把握しきれて
いるとは限りません。また、事前に情報共有いただくことで、
より深掘りしたアセスメントや聞き取りが
可能となり、効果的な福祉用具サービスの提供につなげることができます。

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