よむ、つかう、まなぶ。
福祉用具サービス提供における適切なPDCAの実現に向けた手引き (10 ページ)
出典
公開元URL | |
出典情報 | 福祉用具サービス提供における適切なPDCAの実現に向けた手引き(7/10)《厚生労働省》 |
ページ画像
ダウンロードした画像を利用する際は「出典情報」を明記してください。
低解像度画像をダウンロード
プレーンテキスト
資料テキストはコンピュータによる自動処理で生成されており、完全に資料と一致しない場合があります。
テキストをコピーしてご利用いただく際は資料と付け合わせてご確認ください。
3. 一般的な福祉用具サービス提供プロセスにおけるポイント
3.2
Plan
3.2.1 アセスメント・情報収集
・ 利用者の状態像に適した利用目標の設定や福祉用具の選定を行うためには、
まず利用者の希望、
心身の状況及びその置かれている環境等をアセスメントや他職種からの情報収集によって把握す
る必要があります。
・ アセスメントや他職種からの情報収集によって確認すべき基本的な項目としては、利用者の基本情
報、身体状況・ADL、意欲・意向、介護環境、住環境が挙げられます。
・ アセスメント・情報収集の方法としては、福祉用具専門相談員が利用者宅を訪問し、利用者・家族か
らの聞き取りや住環境の調査を行うことが基本となりますが、関係する他職種から情報収集を行う
ことも重要です。
・ 特に、福祉用具サービス計画の
「福祉用具が必要な理由」
は、
ケアプランの
「生活全般の解決すべき
課題・ニーズ」
と連動することから、介護支援専門員との連携は不可欠です。利用者宅を訪問する前
に介護支援専門員が作成したフェイスシート
(利用者の基本情報等)
やケアプラン原案等を入手で
きると、利用者の心身の状況等を予め詳細に把握でき、訪問時に必要性が想定される福祉用具を
持参し、利用者・家族に試用してもらう等、
より効果的なアセスメントにつなげることができます。ま
た、福祉用具専門相談員の視点から実施したアセスメント結果を介護支援専門員に共有すること
も、利用者に効果的なサービス提供を行うために有益です。
・ また、医師やリハビリテーション専門職等の医療職からの情報収集も重要です。退院・退所時カン
ファレンスやリハビリテーション会議等に積極的に参加し、現在の身体状況・ADLや必要性が想定
される福祉用具等だけでなく、その福祉用具の使用期間等も含めた今後の生活の見通しやその理
由等についても情報収集を行うことが有益です。
・ アセスメントや他職種からの情報収集によって確認すべき項目の詳細や、それぞれの主な方法に
ついては図表 3-2
(P.8)
を、主な方法別の実施内容・留意点については図表 3-3
(P.9)
を参考にし
てください。
・ アセスメント・情報収集時に把握した利用者の身体状況等は、利用目標の設定や福祉用具の選定の
際に使用するだけでなく、サービス提供開始後、モニタリングによる利用目標の達成状況の評価や
今後の見通しの検討の際、利用開始時からの変化を把握するために必要な情報です。アセスメン
ト・情報収集時の記録の作成や保管については法令上定められていませんが、適切なPDCAを実
践するために、確認した情報は必ず記録として残しておくようにしましょう。
7
3.2
Plan
3.2.1 アセスメント・情報収集
・ 利用者の状態像に適した利用目標の設定や福祉用具の選定を行うためには、
まず利用者の希望、
心身の状況及びその置かれている環境等をアセスメントや他職種からの情報収集によって把握す
る必要があります。
・ アセスメントや他職種からの情報収集によって確認すべき基本的な項目としては、利用者の基本情
報、身体状況・ADL、意欲・意向、介護環境、住環境が挙げられます。
・ アセスメント・情報収集の方法としては、福祉用具専門相談員が利用者宅を訪問し、利用者・家族か
らの聞き取りや住環境の調査を行うことが基本となりますが、関係する他職種から情報収集を行う
ことも重要です。
・ 特に、福祉用具サービス計画の
「福祉用具が必要な理由」
は、
ケアプランの
「生活全般の解決すべき
課題・ニーズ」
と連動することから、介護支援専門員との連携は不可欠です。利用者宅を訪問する前
に介護支援専門員が作成したフェイスシート
(利用者の基本情報等)
やケアプラン原案等を入手で
きると、利用者の心身の状況等を予め詳細に把握でき、訪問時に必要性が想定される福祉用具を
持参し、利用者・家族に試用してもらう等、
より効果的なアセスメントにつなげることができます。ま
た、福祉用具専門相談員の視点から実施したアセスメント結果を介護支援専門員に共有すること
も、利用者に効果的なサービス提供を行うために有益です。
・ また、医師やリハビリテーション専門職等の医療職からの情報収集も重要です。退院・退所時カン
ファレンスやリハビリテーション会議等に積極的に参加し、現在の身体状況・ADLや必要性が想定
される福祉用具等だけでなく、その福祉用具の使用期間等も含めた今後の生活の見通しやその理
由等についても情報収集を行うことが有益です。
・ アセスメントや他職種からの情報収集によって確認すべき項目の詳細や、それぞれの主な方法に
ついては図表 3-2
(P.8)
を、主な方法別の実施内容・留意点については図表 3-3
(P.9)
を参考にし
てください。
・ アセスメント・情報収集時に把握した利用者の身体状況等は、利用目標の設定や福祉用具の選定の
際に使用するだけでなく、サービス提供開始後、モニタリングによる利用目標の達成状況の評価や
今後の見通しの検討の際、利用開始時からの変化を把握するために必要な情報です。アセスメン
ト・情報収集時の記録の作成や保管については法令上定められていませんが、適切なPDCAを実
践するために、確認した情報は必ず記録として残しておくようにしましょう。
7