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福祉用具サービス提供における適切なPDCAの実現に向けた手引き (30 ページ)

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出典情報 福祉用具サービス提供における適切なPDCAの実現に向けた手引き(7/10)《厚生労働省》
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3. 一般的な福祉用具サービス提供プロセスにおけるポイント
3.4
図表3-17

Check

モニタリングにおける確認項目
(例)

項目

詳細
(例)

身体状況・ADLの変化

・ 身体機能の改善によって、福祉用具を利用せずに動作ができるようになって
いないか。
・ 身体機能の悪化によって、当該福祉用具では動作ができなくなっていないか
(別の福祉用具が必要ではないか)


意欲・意向の変化

・ 利用者の生活意欲等の変化によって、福祉用具が適合しなくなっていないか。
・ 福祉用具に関して利用者からの要望はないか。
・ 貸与として提供した選択制対象用具の利用について、購入への切り替えの要

介護環境の変化

望はないか。
家族構成、主介護 ・ 家族構成や主介護者の介護力等が変化していないか。
者の変化

・ 福祉用具に関して、家族からの要望はないか。

サービス利用等の ・ サービス利用等の状況
(外出機会、入浴回数等)
によって、福祉用具が適合し
変化

なくなっていないか。
・ 福祉用具を利用する居室等の住環境が変化し、
事故のリスクが生じていないか。

住環境の変化
使用している福祉用具に
関する変化

(その時に応じて、一
利用状況の問題点 ・ 当初の想定通りの頻度で福祉用具が利用されているか
定の時刻・一定の時期に、常時等)

・ 使い方に不明点等はないか。
・ 誤った使い方や、事故、
ヒヤリ・ハット等は発生しなかったか。
福祉用具のメンテ ・ 福祉用具は、正常に動作しているか。
ナンス状況

・ 修理等が必要な箇所はないか。

出典)
福祉用具サービス計画作成ガイドライン(平成26年3月:一般社団法人全国福祉用具専門相談員協会)
を参考に作成

~コラム~
種目ごとの確認項目
本事業においてヒアリングを行った福祉用具貸与事業所においては、モニタリングシートとは別に、種目・商品
ごとの点検項目やチェックリストを作成している事業所もありました。点検項目を統一することで、福祉用具専門
相談員の経験等による視点のばらつきや抜け漏れを防ぐことができ、モニタリング・メンテナンスの質の標準化
につながります。

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