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福祉用具サービス提供における適切なPDCAの実現に向けた手引き (28 ページ)

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出典情報 福祉用具サービス提供における適切なPDCAの実現に向けた手引き(7/10)《厚生労働省》
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3. 一般的な福祉用具サービス提供プロセスにおけるポイント
3.4

Check

3.4 Check(モニタリングの実施、利用目標の達成の状況を踏まえた今後の見通しの検討)
3.4では、PDCAサイクルのうちCheck
(評価)
の段階におけるポイントについて説明します。
ここでは、提供している福祉用具サービスの状況により必要な対応が異なるため、3.4.1福祉用具
貸与の場合、3.4.2選択制対象種目で販売を選択した場合、3.4.3選択制対象種目以外の特定福祉用
具販売の場合に分けてご説明します。
ケアプラン
原案

利用者等からの
要請等に応じた
使用状況の確
認 ︑使 用 方 法 の
指導︑修理等 ※

︵選択制対象種目︶

特定福祉
用具販売

選択制対象種目以外 ※任意
見直しの必要がある場合

3.4.1 福祉用具貸与の場合
(1)
モニタリング・メンテナンス
・ Plan
(計画)
の段階で、福祉用具サービス計画作成時に設定したモニタリング実施時期、あるいは、
Do
(実行)
の段階で安全性や適合状況等に何か問題を発見した場合には、利用者宅への訪問によ
るモニタリングや福祉用具のメンテナンスを行います。
・ 福祉用具の点検や利用状況の確認を行うだけでなく、現在までの利用目標の達成状況等を確認
し、今後の目標の達成や福祉用具の変更等に関する見通しを立てることも、モニタリングを実施す
る重要な目的の一つです。
・ モニタリングにおける利用者の利用目標の達成状況等の確認方法は、主に利用者・家族等への聞
き取りによって行います。手すりや歩行器等については、利用者本人にその場で実際に使用しても
らい、その状況を踏まえて福祉用具専門相談員として評価を行うことも有益です。
・ また、福祉用具専門相談員は日々の利用状況を実際に確認することが困難であるため、福祉用具
貸与以外の介護保険サービスを併用している利用者の場合には、サービス担当者等の他職種から
情報収集を行うことも有益です。モニタリングにおける他職種からの情報収集の方法としては、図
表3-16
(P.26)
などの方法が挙げられます。

25

モニタリング結果の
報告・協議

福祉用具サービス計画

の継続・見直しの検討

モニタリング

継続の場合

目標達成状況
の確認

※特定福祉用具販売の場合は、
ケアプランがない場合あり

福祉用具
貸与

メンテナンス

退院・退所時カンファレンス、
サービス担当者会議等※

福祉用具の安全な使用や使用状況等に関する
利用者等や他職種への確認

利用者・介護支援専門員への

福祉用具サービス計画の交付 ※

利用者・家族への説明・同意

使用方法の説明・指導

福祉用具サービス計画の作成

利用者や介護支援専門員等と調整
搬入・取付け・調整

福祉用具の選定

アセスメント・情報収集

福祉用具の
必要性の判断と
福祉用具の選定

ケアプラン
本案