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福祉用具サービス提供における適切なPDCAの実現に向けた手引き (38 ページ)
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出典情報 | 福祉用具サービス提供における適切なPDCAの実現に向けた手引き(7/10)《厚生労働省》 |
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4. 疾患別のポイント
4.2
大腿骨頸部骨折後
4.2.1 大腿骨頸部骨折の概要・特徴
・ 大腿骨頸部骨折は、高齢者が転倒した際に発生しやすい代表的な骨折であり、寝たきりの主な原
因となっています。
・ 多くの場合で手術療法が行われ、骨折の転位が少なく癒合しやすい場合は骨折癒合術、転位が大
きく骨折が癒合しない危険性が高い場合には人工骨頭置換術等が選択されます。
・ 大腿骨頸部骨折の既往のある人は、骨粗しょう症のリスクがあり、転倒しやすいため、再骨折の予
防が重要となります。
・ 転倒の危険因子としては、高齢化、認知機能の低下、視力障害、平衡感覚の低下、運動機能の低下、
多剤服用などがあるとされています。
・ 大腿骨頸部骨折後、身体機能の回復には概ね6か月かかると言われています。多くの場合は、急性
期病院を退院した後、回復期リハビリテーション病棟で最大90日間集中的なリハビリテーションを
実施した後に退院し、自宅あるいは施設での生活期リハビリテーションに移行しますが、認知症等
によって集中的なリハビリテーションの実施が困難な場合には、回復期リハビリテーション病棟を
経由せず急性期病院から直接退院する場合もあります。
・ 福祉用具専門相談員は、利用者の在宅での再骨折を予防するため、骨折の治療の経過、転倒リス
ク、生活上の配慮点などを主治医やリハビリテーション専門職等の医療職から情報収集すること
が大切です。
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4.2
大腿骨頸部骨折後
4.2.1 大腿骨頸部骨折の概要・特徴
・ 大腿骨頸部骨折は、高齢者が転倒した際に発生しやすい代表的な骨折であり、寝たきりの主な原
因となっています。
・ 多くの場合で手術療法が行われ、骨折の転位が少なく癒合しやすい場合は骨折癒合術、転位が大
きく骨折が癒合しない危険性が高い場合には人工骨頭置換術等が選択されます。
・ 大腿骨頸部骨折の既往のある人は、骨粗しょう症のリスクがあり、転倒しやすいため、再骨折の予
防が重要となります。
・ 転倒の危険因子としては、高齢化、認知機能の低下、視力障害、平衡感覚の低下、運動機能の低下、
多剤服用などがあるとされています。
・ 大腿骨頸部骨折後、身体機能の回復には概ね6か月かかると言われています。多くの場合は、急性
期病院を退院した後、回復期リハビリテーション病棟で最大90日間集中的なリハビリテーションを
実施した後に退院し、自宅あるいは施設での生活期リハビリテーションに移行しますが、認知症等
によって集中的なリハビリテーションの実施が困難な場合には、回復期リハビリテーション病棟を
経由せず急性期病院から直接退院する場合もあります。
・ 福祉用具専門相談員は、利用者の在宅での再骨折を予防するため、骨折の治療の経過、転倒リス
ク、生活上の配慮点などを主治医やリハビリテーション専門職等の医療職から情報収集すること
が大切です。
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