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公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000212500_00273.html |
出典情報 | 中央社会保険医療協議会 診療報酬調査専門組織 入院・外来医療等の調査・評価分科会(令和7年度第4回 6/19)《厚生労働省》 |
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関係学会のガイドライン等において、高齢者の生活習慣病の管理にあたっては、フレイル、認知
機能障害、ポリファーマシー等の特有な状態への配慮が必要とされている。
動脈硬化性疾患予防ガイドライン2022年版(日本動脈硬化学会)(抜粋)
第7章 高齢者
• 前期高齢者(65歳以上75歳未満)では成人と同じく高LDLコレステロール血症が冠動脈疾患の重要な危険因子である。
• 高齢者において冠動脈疾患の二次予防を目的としたスタチン治療が推奨できる。
• 前期高齢者の高LDLコレステロール血症において冠動脈疾患、非心原性脳梗塞の一次予防を目的としたスタチン治療が推奨できる。
• 後期高齢者(75歳以上)の高 LDL コレステロール血症において冠動脈疾患や脳卒中の一次予防を目的とした脂質低下治療が提案できる。
• フレイルは高齢者に合併しやすい病態であり、心血管リスクである。高齢者における包括的な管理に、フレイルの評価を行うことが提案できる。
高血圧治療ガイドライン2019(日本高血圧学会)(抜粋)
第8章 高齢者高血圧
1.高齢者高血圧の特徴
(中略)高齢者は一般に多病であり,病態は非定型なことが多く,同じ年齢であっても生理機能の個人差が大きい。また,わが国では健康度を
含めて510年程度の若返りが進んでいるとされる。高齢者を年齢によって一律に区分することには注意を要するが,特に75歳以上の高齢者では非高
齢者と異なる病態生理的変化を有することが多く,フレイルや認知機能障害,ポリファーマシーなど特有な病態の合併が多くなる。
糖尿病診療ガイドライン2024(日本糖尿病学会)(抜粋)
19章 高齢者の糖尿病(認知症を含む)
Q 19-1高齢者糖尿病はどのような特徴があるか?
【ポイント】
• 食後高血糖や低血糖を起こしやすく,低血糖に対する脆弱性を有する.
• 腎機能障害やポリファーマシーから薬剤の有害作用が出やすい.
• 動脈硬化に起因する合併症が多い.
• 認知機能障害,フレイル,サルコペニア,ADL低下,転倒,うつ状態などの老年症候群をきたしやすい.
※下線は引用時に追加
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