よむ、つかう、まなぶ。

MC plus(エムシープラス)は、診療報酬・介護報酬改定関連のニュース、

資料、研修などをパッケージした総合メディアです。


電波環境協議会による「医療機関において安心・安全に電波を利用するための手引き(改訂版)」(令和3年7月)について (95 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000190382_00010.html
出典情報 薬事・食品衛生審議会 医療機器・再生医療等製品安全対策部会(令和3年度第2回 3/16)《厚生労働省》
低解像度画像をダウンロード

資料テキストはコンピュータによる自動処理で生成されており、完全に資料と一致しない場合があります。
テキストをコピーしてご利用いただく際は資料と付け合わせてご確認ください。

医療機関において安心・安全に電波を利用するための手引き
な周波数帯において従来の携帯電話の周波数帯と比較して影響が大きくなることはありま
せんでした。28GHz 帯に関しては影響自体が確認されていません 33。ただし、当該調査にお
ける 3.7、4.5 及び 28GHz 帯の調査では、5G の変調波ではなく、連続波(Continuous Wave:
CW)を用いていることには留意が必要です。また、同じく NTT ドコモと金沢大学附属病院が
実施した携帯電話からの電波が医用電気機器に与える影響の周波数依存性に関する調査で
は、過去に携帯電話の電波による影響が確認されている医用電気機器 7 機種で、13GHz 以上
の周波数帯では影響は確認されませんでした 34。ただし、当該調査においても、各方式の変
調波ではなく、連続波を用いていることには留意が必要です。

調査時期

無線システム/周波数帯

試験医療機器数 最大影響発生距離 最大カテゴリ
35

2011 年 3G/FDD-LTE:800MHz 帯/1.5GHz 帯/1.7GHz 帯/2GHz 帯
2016 年 WLAN:2.45GHz 帯/5.2GHz 帯/5.6GHz 帯
2017 年 TD-LTE:3.5GHz 帯
5G:3.9GHz(3.7GHz 帯)/4.65GHz(4.5GHz 帯)/28.5GHz(28GHz 帯)

53
44
23
23

80cm
28cm
45cm
40cm

4
5
4
4

注)電波発射源として半波長ダイポールアンテナまたはホーンアンテナを用いた模擬的な試験での結果

出典)NTT ドコモ資料に加筆

参-図 4

携帯電話で使われる周波数帯毎の影響に関する調査結果

〇参考までに、植込み型心臓ペースメーカや植込み型除細動器等の植込み型医療機器の電磁耐性に関
する試験方法を定めた国際規格(ISO 14117:2019 36)では、高い周波数帯では人体や筐体などによる減
衰が大きくなること等を理由に、3GHz 以上の周波数帯の電磁耐性の試験は求められていません。また、
この規格に基づき、植込み型医療機器と携帯電話端末との間の離隔距離は一律 15cm とされています。
〇2019 年度に総務省が実施した 5G 方式の携帯電話端末からの電波を模擬する模擬システムを用いた
植込み型心臓ペースメーカ等に対する影響の調査においても、28GHz 帯を含め全ての 5G 方式に割り当
てられたすべての周波数帯の電波で植込み型心臓ペースメーカ等への影響は確認されませんでした 37。

33

34

35
36

37

携帯電話・スマートフォンの発する電波に関する医療機器への電磁干渉調査、NTT DOCOMO テクニカ
ル・ジャーナル Vol. 26 No.2 pp.56-61(2018 年 7 月)
携帯電話の発する電波が医用電気機器に及ぼす影響の周波数依存性、電子情報通信学会総合大会、B20-1(2019 年 3 月)
カテゴリー分類は参考 3(4)に記載している総務省調査のカテゴリー分類を使用している。
ISO 14117:2019 Active implantable medical devices 一 Electromagnetic compatibility 一 EMC
test protocols for implantable cardiac pacemakers, implantable cardioverter defibrillators
and cardiac resynchronization devices
総務省「電波の植込み型医療機器及び在宅医療機器等への影響に関する調査」(2020 年 3 月)
https://www.tele.soumu.go.jp/resource/j/ele/medical/h31.pdf

88

ページ内で利用されている画像ファイルです。