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電波環境協議会による「医療機関において安心・安全に電波を利用するための手引き(改訂版)」(令和3年7月)について (17 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000190382_00010.html
出典情報 薬事・食品衛生審議会 医療機器・再生医療等製品安全対策部会(令和3年度第2回 3/16)《厚生労働省》
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医療機関において安心・安全に電波を利用するための手引き
電波利用状況の把握とリスク対策
医療機関において、どこでどのような電波利用機器をどのように使っているのかを把握す
ることは、全ての取組の基本となります。
電波利用機器から放射される電波により、医用電気機器は障害等の影響を受けることがあ
ります。ただし、電波の強さが小さいほど影響を受ける確率や影響の程度は小さくなります。
現在の日本国内での医用電気機器は、電磁ノイズに対する電磁耐性(イミュニティ、影響
を受けないように耐えうる電波の強さ)が決められています(参考2(2)を参照)
。医用
電気機器への影響を避けるためには、医用電気機器の電磁耐性を超える電磁ノイズが発生し
ないよう、医用電気機器が使われる環境にどのような機器、特に電波利用機器があるかにつ
いて確認することが必要です。
そこで、医療機関内で利用している、または導入を検討している電波利用機器について、
どのような機器か、どのようなトラブルが発生しうるのか、その予防策や発生時の解決策は
どのようなものか等について、サービスや機器の提供者などから分かりやすい情報を入手し、
医療機関の関係者で情報を共有しましょう。その際、電波の状況(電波環境)の調査、電波
利用機器が使用している無線チャネルの確認も、状況に応じて実施しましょう(3章を参照)。
また、国内で使用される無線通信機器は電波法に基づく技術基準に適合している必要があ
ります。技術基準に適合した無線通信機器であることを、取扱説明書、技術資料、または技
術基準に適合していることを示す技適マーク等(一般に機器の外装部に貼られていますが、
一部の機器では電子的な画面表示を用いたものもあります)により確認しましょう。
総務省電波利用ホームページの「技術基準適合証明等を受けた機器の検索」3では、技適マ
ークの横に記載されている「技術基準適合証明番号」を検索することで、機器の詳細情報を
確認することができます。

現在の技適マーク(1995 年~)
図 10

3

(1987 年~)

技術基準適合証明等のマーク(技適マーク)

総務省電波利用ホームページ 技術基準適合証明等を受けた機器の検索
https://www.tele.soumu.go.jp/j/giteki/navi/index.htm

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