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電波環境協議会による「医療機関において安心・安全に電波を利用するための手引き(改訂版)」(令和3年7月)について (43 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000190382_00010.html
出典情報 薬事・食品衛生審議会 医療機器・再生医療等製品安全対策部会(令和3年度第2回 3/16)《厚生労働省》
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医療機関において安心・安全に電波を利用するための手引き

図 29

2.4GHz 帯と 5GHz 帯の利用可能な無線チャネル

無線 LAN AP からの電波到達範囲は、設置場所の高さや設置場所周辺の壁や床、天井の材
質により大きく変化しますが、最大で数十 m~百 m 程度です。また、使用する無線 LAN の規
格や周波数帯、電波の強さによっても電波の到達範囲は変化します。2.4GHz 帯の電波の方
が 5GHz 帯の電波より遠くまで届きます。実際の医療機関では、廊下のように見通しが良い
場所では遠くまで電波が届きますが、病室内へは電波が届きにくいことなどを考慮して、無
線チャネル設計を行うことが必要です。その際、隣接する無線 LAN AP だけでなく、上下階
の無線 LAN AP との電波干渉についても考慮する必要があります。

図 30

実際の医療機関での無線チャネル設計例(3 色で無線チャネルを色分け)

また、吹き抜けが建物内にある場合には、上下階の電波が強力なまま到達して電波干渉を
起こすことや、干渉を避けるために電波を弱めると電波が届かない場所が出ることなどがあ
ります。さらに、自ら設置する無線 LAN AP について、緻密に無線チャネル設計を行った場
合でも、近隣施設などの外部に設置されたものや、患者や来訪者等が持ち込む様々な端末、
または施設内の電子レンジ等の機器からも影響を受ける可能性があり、またその状況は時々
刻々と変化しますので、注意が必要です。
最近では、複数の無線 LAN AP を制御するコントローラの機能や、無線 LAN AP 同士が連携
する機能を用いて、無線チャネルや電波の出力を自動的に調整して、電波干渉を抑える技術
も普及してきています。

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