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電波環境協議会による「医療機関において安心・安全に電波を利用するための手引き(改訂版)」(令和3年7月)について (78 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000190382_00010.html
出典情報 薬事・食品衛生審議会 医療機器・再生医療等製品安全対策部会(令和3年度第2回 3/16)《厚生労働省》
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医療機関において安心・安全に電波を利用するための手引き
RFID
RFID とは、Radio Frequency Identification の略称で、商品などに非接触型の「IC タグ
(微小な無線 IC チップの一種)27」を装着して、商品等の情報を記録しておき、アンテナ通
過時の無線通信によるデータ交信によって商品等の情報を自動識別する技術のことを言い
ます。
アンケート調査では、無線式(非接触 IC)タグリーダ、IC タグによる医療機器や備品の
管理を導入していると回答した医療機関はそれぞれ 14.3%、3.6%とまだ十分には進展してい
ませんが、その利便性などから、導入コストの低廉化とともに今後さらに普及が進むことが
期待されています。

図 54
RFID の導入状況
(上:2018 年度アンケート調査結果、下:2019 年度アンケート調査結果)

RFID には、パッシブタグとアクティブタグがあります。パッシブタグとは、自発的には電
波を発射せず、RFID リーダ/ライタからの電波が持つ電力を利用して通信するものです。ア
クティブタグとは、内蔵した電池等からのエネルギーにより自発的に電波を発射することが
できるものです。
国内では、RFID は以下のように様々な用途で用いられています。医療機関においては、患
者情報管理(リストバンド型の患者用タグ等)、バイタルデータの非接触入力、職員等の入
退室管理や勤怠管理(IC カード等)、医用電気機器・備品管理等に利用する事例があります。

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日本産業規格(JIS)では、
「RF タグ」という名称を使っています。

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