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電波環境協議会による「医療機関において安心・安全に電波を利用するための手引き(改訂版)」(令和3年7月)について (100 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000190382_00010.html
出典情報 薬事・食品衛生審議会 医療機器・再生医療等製品安全対策部会(令和3年度第2回 3/16)《厚生労働省》
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医療機関において安心・安全に電波を利用するための手引き

参-図 6

医用テレメータが使用する無線チャネルの観測例

医用テレメータの電波は、状況によっては、約 1km 離れた医療施設からの混信事例もある
ことから、使っていない無線チャネルに電波が観測されたときには、近隣施設との間で無線
チャネル情報や運用状況を共有して混信を避けるようにします 44。
以下に、電波測定実施時の測定機器の構成例や手順概要を参考として示します。
電波受信部接続部にスペクトラムアナライザを接続し測定します。スペクトラムアナライ
ザの周波数帯域の設定を医用テレメータの周波数帯域(例:420MHz~450MHz)とします。現
在多くの医療機関で利用されている A 型の医用テレメータの無線チャネルの 1 チャネルの
占有帯域幅は 8.5kHz 以下ですので、スペクトラムアナライザの分解能帯域幅(RBW)は 1kHz
とします。なお、医用テレメータの電波受信部には、接続線途中の増幅器用に直流電源が供
給されている場合もあるので、直流を阻止するため、DC ブロックをスペクトラムアナライ
ザの入力部に必ず取り付けます。

参-図 7

44

医用テレメータが使用する周波数帯域の電波環境測定系

医用テレメータの使用環境の整備 -有効に運用するためにクリニカルエンジニアリング Vol.28 No.10(2017 年 10 月)

93

構成例

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