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電波環境協議会による「医療機関において安心・安全に電波を利用するための手引き(改訂版)」(令和3年7月)について (31 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000190382_00010.html
出典情報 薬事・食品衛生審議会 医療機器・再生医療等製品安全対策部会(令和3年度第2回 3/16)《厚生労働省》
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医療機関において安心・安全に電波を利用するための手引き
④ 他機器からの干渉
○ 医用テレメータのアンテナシステムが天井や廊下に取り付けられる他の機器からの電
磁ノイズによる干渉を受ける。
例:LED 照明器具注 1)、保安用監視カメラ、地上デジタル放送や衛星放送の配信ケーブ
ル、無線 LAN AP、院内ナースコール集合装置、廊下表示灯、EPS 注 2)
[対策]  原因機器と医用テレメータのアンテナシステムを可能な限り離す(50cm 以
上の離隔距離を確保できることが望ましい)
 原因機器でノイズを抑制する対策を行う
 機器の製造販売業者や納入事業者に相談し、適合規格を基に不要電波が少
ない製品を選定する(3-2.(5)表1を参照)
○ 医用テレメータと同じ周波数帯(バンド 3 の無線チャネル)を使用するテレメータ・
テレコントロール機器と混信する。
例:非観血血圧患者モニタ、離床センサシステム、分娩監視装置、徘徊検知ゲート、
輸血用血液製剤保管庫の温度計測用データロガー、工事用クレーンのリモコン等
[対策]  バンド 3 の無線チャネルはなるべく使用しないようにする注 3)
 新たに導入する無線システムの周波数帯を確認し、チャネルの重複を回避
する
 工事現場などテレメータ・テレコントロールのクレーンリモコン等が使用
される可能性がある場合は事前に情報を共有して混信を防ぐ
注 1)近年、医療機関で用いる照明を蛍光灯から LED 照明器具へ移行する際、医用テレメータの利用に
支障が生じるケースがあります。
注 2)Electric Pipe Shaft の略。建物の各階を縦に貫通して電気設備の配線を収納している場所。
注 3)バンドの使用優先順位については電子情報技術産業協会「JEITA AE-5201B 小電力医用テレメータ
運用規程」
(2020 年改正)に記載されています。

図 23

医用テレメータへ干渉を与えるおそれのある機器の例

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