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提案書19(3602頁~3801頁) (69 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000190899_00011.html
出典情報 中央社会保険医療協議会 診療報酬調査専門組織・医療技術評価分科会(令和5年度第1回 11/20)《厚生労働省》
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概要図書式

提案番号(6桁)

申請技術名

申請学会名

718101

自己記入式YALE-BROWN 強迫観念・強迫行為評価スケール(Y-BOCS)

日本不安症学会

【対象】強迫症(強迫性障害)
【診療報酬上の取扱】
D285 認知機能検査その他の心理検査(1)操作が
容易なもの 80点
強迫観念【37のうちの1つを表示】
□ 体から出る老廃物や排泄物についていつも心配し嫌
な思いをしている。
強迫行為【21のうちの1つを表示】
□ 極端に長く、あるいは儀式的なやり方で手を洗う。

重症度評価【10項目のうち1項目のみ表示】

【概要】強迫症(強迫性障害)の患者が58の症状チェックリス
ト(37の強迫観念と21の強迫行為)から、現時点で困っている
症状、過去に困った症状をチェックし、それぞれ主要な3つの
症状を優先順位をつけ選択し、さらに強迫観念の5項目、強迫
症状の5項目の合計10項目についての重症度評価を0から4の
5段階評価の回答【0点~40点】を得ることで、診療のための
補助的な検査として用いる
【エビデンス】
1989年に開発されて以降、世界各国で翻訳され、薬物の治験や
認知行動療法の臨床試験にも国際標準の尺度として使用されて
おり、1999年に開発された日本語版の信頼性、妥当性も示され
ている
重症度の基準:0〜7点(無症状)、8〜15点(軽度)、
16〜23点(中等度)、24〜31点(重度)、32〜40点(最重度)

強迫の重症度(Y-BOCS)

(1) 強迫観念にとらわれている時間は一日のうちどの
くらいでしょうか? 強迫観念は一日のうちに何回ぐら
い起こりますか?
□0 全くない。
□1 一日に1時間から3時間、あるいは一日のうち時折
生じる程度(一日に8回以下)
□2 一日に1時間から3時間、あるいはしばしば生じる。
(一日9回以上。しかしほとんどの時間は強迫観念にとら
われているわけではない)
□3 一日に3時間から8時間、あるいは非常にしばしば
生じる。(9回以上でしかも一日のほとんどの時間を占め
ている)
□4 一日8時間以上、あるいはほとんどいつもある。
(多すぎて数え切れず、しかも1時間のうちに必ず何回か
は生じる)
3670

強迫症の3群のランダム化比較試験
40
35
30

治療前

(Nakatani et al, 2005)

治療後

25
20
15
10
5
0

認知行動療法

フルボキサミン

プラセボ