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提案書19(3602頁~3801頁) (11 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000190899_00011.html
出典情報 中央社会保険医療協議会 診療報酬調査専門組織・医療技術評価分科会(令和5年度第1回 11/20)《厚生労働省》
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医療技術評価提案書(保険未収載技術用)
整理番号

※事務処理用

提案される医療技術名
申請団体名

717107
病理診断管理加算3(人工知能AIプログラムによる病理診断支援加算)
一般社団法人

日本病理学会

主たる診療科(1つ)
提案される医療
技術が関係する
診療科

34病理診断科
01内科

関連する診療科(2つまで)
13外科

提案される医療技術又は提案される医療技術に類似した医
療技術の提案実績の有無



過去に提案した年度
(複数回提案した場合は、直近の年
度)
「実績あり」の
場合、右欄も記 提案当時の医療技術名
載する

令和4年度

病理診断管理加算3

追加のエビデンスの有無



提案される医療技術の概要
(200字以内)

人工知能(以下AI)による病理診断ダブルチェックプログラムの活用により、病理医が一人しかいない医療機関において
も、ダブルチェックが可能となった。このAIプログラムでのダブルチェック体制を病理診断管理加算3として評価する。病
理医不足のため複数の病理医を有する医療機関は少なく、病理医が一人しか勤務していない医療機関においては病理診断
が、ダブルチェックなしで行われている実態を打開するため。

文字数: 193

対象疾患名

保険収載が必要な理由
(300字以内)

<対象とする患者>AIプログラムの対象が胃・大腸消化管生検であるため、胃・消化管生検をダブルチェックの対象とす
る。
<点数>病理診断管理加算3として220点を算定(加算1(ダブルチェックなし)=120点と加算2(複数の病理医によるダブ
ルチェックあり)=320点の間の点数)
<留意事項>常勤病理医が1人の保険医療機関において、AIプログラムを活用して病理診断のダブルチェックを行う体制整
備の評価であり、必ずしも全症例でのダブルチェックの実施を求めるものではない。

2人以上の病理医が勤務する医療機関では、病理医間のダブルチェックにより全体の約0.6%で何らかの病理診断の修正等が
発生しているというデータがあり、病理診断のダブルチェックの有効性は論を俟たない。しかしながら、病理医不足のた
め、常勤病理医が勤務する保険医療機関のうち、約45%の医療機関が1人しか病理医が勤務しておらず、ダブルチェックを行
うことは困難である。複数人の病理医によるダブルチェックに代わって人工知能(AI)による病理診断支援システムを活用
し、一人病理医医療機関でダブルチェックを行った場合、より精度の高い病理診断を国民に提供することが可能となるとと
もに、医師の働き方改革にもつながる。

文字数: 297
【評価項目】

①提案される医療技術の対象
・疾患、病態、症状、年齢等

<対象とする患者疾患AIプログラムの対象が胃・大腸消化管生検であるため、胃・消化管生検をダブルチェックの対象とす
る。

②提案される医療技術の内容
・方法、実施頻度、期間等
(具体的に記載する)

1人しか病理医が勤務していない医療機関において、胃生検、大腸生検の病理診断のダブルチェックを人工知能によるAI病
理診断支援プログラムで行う。実施頻度は1人病理医の医療機関において毎日となる。

区分
③対象疾患に対
して現在行われ
ている医療技術
(当該医療技術
が検査等であっ
て、複数ある場
合は全て列挙す
ること)

N

番号

006

医療技術名

病理診断管理加算1、病理診断管理加算2

既存の治療法・検査法等の内容

N006病理診断料 告示 注4 病理診断管理に関する別に厚生労働大臣が定める施設基準に適合しているものとして地方厚
生局長等に届け出た保険医療機関において、病理診断を専ら担当する常勤の医師が病理診断を行い、その結果を文書により
報告した場合には、当該基準に係る区分に従い、次に掲げる点数を所定点数に加算する。
イ 病理診断管理加算1 (1) 組織診断を行った場合 120点 (2) 細胞診断を行った場合 60点
ロ 病理診断管理加算2 (1) 組織診断を行った場合 320点 (2) 細胞診断を行った場合 160点

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