よむ、つかう、まなぶ。

MC plus(エムシープラス)は、診療報酬・介護報酬改定関連のニュース、

資料、研修などをパッケージした総合メディアです。


提案書19(3602頁~3801頁) (195 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000190899_00011.html
出典情報 中央社会保険医療協議会 診療報酬調査専門組織・医療技術評価分科会(令和5年度第1回 11/20)《厚生労働省》
低解像度画像をダウンロード

資料テキストはコンピュータによる自動処理で生成されており、完全に資料と一致しない場合があります。
テキストをコピーしてご利用いただく際は資料と付け合わせてご確認ください。

概要図書式
提案番号(6桁)

申請技術名

申請学会名

724214

強度変調放射線治療の同部位1日2回目(2時間以上の間隔)

日本放射線腫瘍学会

【技術の概要】

【既存の治療法との比較】

 強度変調放射線治療(IMRT)は、従来の2次元照射法
(2D-RT)や3次元原体照射法(3D-CRT)と比較して、
大幅に自由度の高い線量分布を実現可能な最新の放射
線照射技術である。



2018年度まで記載されていた「IMRT 同部位2回目」の記載
が2020年度診療報酬改定の段階で削除されており、1日に複
数回照射する場合において2回目が算定不可となってしまい、
患者の適切な治療にとって不利な状況が生まれている。



これが原因で、標準的に行われている小細胞肺

 IMRTの算定方法に関して下記を提案する。
→ 「IMRT 同部位2回目」について通知文に記載する。

癌や頭頚部がんの過分割照射をIMRTで実施
することが不可能になってしまい、過剰な有害
事象が発生することがある。

【対象疾患】
 強度変調放射線治療(IMRT)の対象疾患(限局性固形
悪性腫瘍)で、1日2回照射が必要な過分割照射症例
【有効性及び診療報酬上の取扱い】

局所進行再発上
咽頭がんに対す
る過分割照射と
通常分割照射の
RCT

 最新の肺癌診療ガイドラインや放射線治療計画ガイドライ
ンにおいて、限局期の小細胞肺癌に対して過分割照射法が
標準的手法として提唱されている。
 医療費削減: 3.9億円分の医療費削減

過分割照射のほ
うが優位に全生
存率が向上
(p<0.05)

診療報酬上の取り扱い
<既存>
• 限局性の固形悪性腫瘍に対するIMRT (3,000点)
<提案>
• 「1日に同一部位に対する複数回の照射を行う場合は、1回目
の照射と2回目の照射の間隔が2時間を超える場合に限り
「イ」の所定点数を算定することができる」の対象に、IMRT
を追加する。

過分割照射

通常分割照射

You, Rui, et al. The Lancet 401.10380
(2023): 917-927.
3796