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提案書19(3602頁~3801頁) (175 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000190899_00011.html
出典情報 中央社会保険医療協議会 診療報酬調査専門組織・医療技術評価分科会(令和5年度第1回 11/20)《厚生労働省》
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概要図書式

提案番号(6桁)

申請技術名

申請学会名

724210

小児放射線治療加算の粒子線治療への適応拡大

日本放射線腫瘍学会

【技術の概要】
小児がん患者に対する粒子線治療(陽子線、重粒子線)
を安全、正確に実施するために、安静保持や鎮静、麻酔
などの個別対応を行うための加算(小児放射線治療加算
の粒子線治療への適応拡大)

【既存の治療法との比較】
従来のX線治療と比較して、粒子線治療を利用し
た放射線線量分布の改善に関する報告が多数認め
られ,腫瘍に十分な線量を投与しつつ,周囲臓器
の線量を低減することで二次がん発生や有害事象
低減に有効とされる

小児治療における平均治療工数の 成人との比較
安静の保持のために手間と工夫

【対象疾患】
 粒子線治療の適応となる小児腫瘍
【有効性及び診療報酬上の取扱い】

必要に応じて鎮静や麻酔が必要

 本提案実現により、粒子線治療の小児への普及
が促進される

手作りのキャラクターshell

 予想影響額: 0.87億円の医療費増加
一回当たりの
平均治療工数

成人(最も一般的な照射法)
との比較(倍)

鎮静無し

61.96

1.72倍

鎮静有り

155.35

4.32倍

最も一般的な照射方法は2門照射呼吸同期ありと仮定(12min/工数36.0)

Mizumoto et al. (in press) より改変
3776

 診療報酬上の取り扱い:
M 放射線治療通則3(小児放射線治療加算)
小児放射線治療加算として、当該放射線治療の
所定点数に年齢に応じて所定点数の100分の80、
100分の50、100分の30又は100分の20に相当す
る点数を加算する。⇒粒子線治療を追加