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提案書19(3602頁~3801頁) (120 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000190899_00011.html
出典情報 中央社会保険医療協議会 診療報酬調査専門組織・医療技術評価分科会(令和5年度第1回 11/20)《厚生労働省》
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概要図書式

提案番号(6桁)

申請技術名

申請学会名

724101

即時適応放射線治療加算

日本放射線腫瘍学会

【技術の概要】


照射直前に撮影する画像を使用して位置変動や形状変化に
対応し、リアルタイム性の高い最適な線量分布を実現する、
新しい強度変調放射線治療および定位放射線治療

【有効性及び診療報酬上の取扱い】
【有効性】


腹部悪性腫瘍に対しMR画像誘導による本技術を用いることで
治療効果を高め、有害事象が軽減される
(Henke L, et al. 2018, Radiother Oncol)

【対象疾患】


放射線治療部位に限局した固形腫瘍または放射線治療対象
部位以外の病変が制御された固形腫瘍であり強度変調放射
線治療及び定位放射線治療の適応となる疾患



我が国においても、多岐に渡る癌腫に対し本技術の有効性が認
められている (稲葉ら、2018, 臨床放射線)



前立腺癌に対し本技術を用いた定位放射線治療を行うことによ
り消化管/尿路系有害事象が大幅に低減できる
(Filippo Alongi et al. 2022, J Pers Med)



【既存の治療法との比較】

手術不能膵癌というほとんど治療選択肢が無い症例に対し本技
術は有効な治療法である
(Hassanzadeh C, 2020, Adv Rad Onc, Kathryn et al. 2022, phiRO)

従来法

即時適応放射線治療
標的


標的

医療費削減:

72.5億円/年の削減

【診療報酬上の取り扱い】
「M001 3 強度変調放射線治療」に対して
 即時適応放射線治療加算:
 CT画像を用いた場合
 照射直前に撮像したMR画像を用いた場合

Henke, et al. 2018, Radiother Oncol

従来の放射線治療

即時適応放射線治療

治療計画の立案は治療開
始日の1週間ほど前。
→治療時には位置がずれ
たり形が変化したりする
可能性がある

照射直前の画像から最適
な線量分布を作成
→ 治療時の位置と形に
より正確に照射できる

2,250点
3,375点

「M001-3 直線加速器による放射線治療(一連につき)
1 定位放射線治療の場合」に対して
 即時適応放射線治療加算(一連につき):
 CT画像を用いた場合
 照射直前に撮像したMR画像を用いた場合

3721

11,250点
16,875点