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提案書12(2200頁~2401頁) (77 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000190899_00011.html
出典情報 中央社会保険医療協議会 診療報酬調査専門組織・医療技術評価分科会(令和5年度第1回 11/20)《厚生労働省》
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顕微鏡下腰部脊柱管拡大減圧術加算
【要望点:複数椎間椎弓加算、医療機器加算】
腰部脊柱管狭窄症、腰椎すべり症、腰椎椎間板ヘルニアなどにおける本手術について
の複数椎間椎弓加算、脊髄誘発電位加算、画像等手術支援加算

【加算が必要な理由】
本法は手術顕微鏡視野で椎弓の一部を切除、脊柱管を拡大して低侵襲で正確な神経除
圧操作を行うことができる方法であるが、従来手術より技術度が高く(D)、慎重な
神経操作のため手術時間がやや長く(3時間)、高精細な手術顕微鏡(数千万円-1億
円)を要する。

【診療報酬上の取り扱い】
前回改定で従来の⾁眼手術・拡大鏡手術(椎弓切除 K142 5)と手術顕微鏡を用いた
本手術が明確に区別され、「顕微鏡下腰部脊柱管拡大減圧術(K142-8)」が新設さ
れた。しかし、従来手術で認められていた複数個所加算、脊髄誘発電位加算、画像等
手術支援加算はできず、従来手術(K142 3、K142 5など)との整合性がない。
点数

現在の診療報酬

100000

K142-8 顕微鏡下腰部脊柱管拡大減圧術
メリット
• 低侵襲(筋・骨格構造の温存)
• 脊椎の柔軟性・可動性の維持
• 確実な神経除圧
• 金属インプラント不要
• 脊椎固定に伴う問題の回避

従来手術(後方椎体固定)K142 3
1椎間41,160点 or 2椎間61,740点 or 3椎間82,320点
+ 脊髄誘発電位加算 3,630点 + 画像等手術支援加算 2,000点

80000
60000

従来手術(椎弓切除)K142 5
1椎間19,965点 or 2椎間26,620点 or 3椎間33,275点
+ 脊髄誘発電位加算 3,630点 + 画像等手術支援加算 2,000点

40000
20000
0

1椎間

2椎間

従来手術K142 3

従来手術K142 5

3椎間
本手術K142-8

※脊椎誘発電位・画像等手術支援加算の場合

顕微鏡下腰部脊柱管拡大減圧術 K142-8
何椎間でも24,560点、加算なし
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