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提案書12(2200頁~2401頁) (153 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000190899_00011.html
出典情報 中央社会保険医療協議会 診療報酬調査専門組織・医療技術評価分科会(令和5年度第1回 11/20)《厚生労働省》
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⑦医療技術の成熟度
・学会等における位置づけ
・難易度(専門性等)

・施設基準
(技術の専門性
等を踏まえ、必
要と考えられる
要件を、項目毎
に記載するこ
と)

腹腔鏡下で行う大腸の壁欠損部の全層縫合閉鎖技術も内視鏡的粘膜下層剥離術もその技術的成熟度は高いと思われる。

施設の要件
(標榜科、手術件数、検査や手術の体
制等)

なし

人的配置の要件
(医師、看護師等の職種や人数、専門
性や経験年数等)

なし

その他
(遵守すべきガイドライン等その他の
要件)

なし

⑧安全性
・副作用等のリスクの内容と頻度

腹腔鏡下大腸切除術も内視鏡的粘膜下層剥離術も安全性は高く、これを同時に行う本術式の安全性も高いと考える。

⑨倫理性・社会的妥当性
(問題点があれば必ず記載)

問題なし



妥当と思われる診療報酬の区分
点数(1点10円)
⑩希望する診療
報酬上の取扱い
その根拠

65,626
(ここから)外保連試案データ--------------------------外保連試案費用(人件費+償還できない材料等):656,256円
外保連試案2022掲載ページ:210-211
外保連試案ID(連番):S93-0268150
技術度:C 医師(術者含む):4 看護師:2 その他:0 所要時間(分):180
------------------------------------------------------------------(ここまで)

区分
関連して減点
や削除が可能と
考えられる医療
技術(③対象疾
患に対して現在
行われている医
療技術を含む)

特になし

番号
技術名

具体的な内容

プラスマイナス
予想影響額(円)

予想影響額

区分をリストから選択

その根拠

減(-)
-5,920,200
本術式が保険収載された場合、60人に対して本手術が施行されるとして計算すると65,626点×60人で39,375,600円のコスト
がかかる。一方で、同疾患にこれまで通りの腹腔鏡下大腸切除術が行われるとしたら、K719-2 1における診療報酬額が
42,680点×60人で25,608,000円となり、差額は13,767,600円の増額となるが、実際にはK719-2 1の術式においても、外保連
試案では人件費+償還できない材料等で計算された額は83,056点であり、実際には半分の保険点数となっている。これを鑑
みると、提案される術式である腹腔鏡内視鏡併用の大腸局所切除術の診療報酬点数が32,813点と仮定して、19,687,800円と
なり、その場合は5,920,200円の減額となる。

備考
⑪提案される医療技術において使用される医薬品、医療機
なし
器又は体外診断薬
(主なものを記載する)
⑫提案される医療技術の海外における公的医療保険(医療
保障)への収載状況

2)調べたが収載を確認できない

1)を選択した場合は、下の欄に詳細を記載。

※ 該当する場合、国名、制度名、保険適用上の特徴
(例:年齢制限)等
⑬提案される医療技術の先進医療としての取扱い

d. 届出はしていない

⑭その他

特になし

⑮当該申請団体以外の関係学会、代表的研究者等

特になし

1)名称
⑯参考文献1

⑯参考文献2

2)著者
3)雑誌名、年、月、号、ページ

New technique of en bloc resection of colorectal tumor using laparoscopy and endoscopy cooperatively
(laparoscopy and endoscopy cooperative surgery - colorectal).
Fukunaga Y, Tamegai Y, Chino A, Ueno M, Nagayama S, Fujimoto Y, Konishi T, Igarashi M
Dis Colon Rectum
57(2);267-271, 2014

4)概要

大腸のLST3例に対して腹腔鏡内視鏡合同大腸局所切除を施行した。その手術手技について報告した。具体的には、まず内視
鏡下に病変を確認後、周囲に適切な切除Marginを取って粘膜下層までの切開を行う。一か所で全層に切開し、腹腔鏡と内視
鏡でその切開線に沿って全周に切離、局所切除を完遂する。大腸壁の欠損は腹腔鏡下に自動縫合器で縫合閉鎖する。

1)名称

Laparoscopic and endoscopic cooperative surgery (LECS) to overcome the limitations of endoscopic resection for
colorectal tumors.

2)著者

Yoshiro Tamegai, Yosuke Fukunaga, Shinsuke Suzuki, Dennis N F Lim, Akiko Chino, Shoichi Saito, Tsuyoshi
Konishi, Takashi Akiyoshi, Masashi Ueno, Naoki Hiki, Tetsuichiro Muto

3)雑誌名、年、月、号、ページ

Endosc Int Open; 6 :E1477-E1485, 2018

4)概要

当院におけるLECS17例を検討した。その内訳は、腺腫9例、粘膜内癌6例、粘膜下腫瘍2例であり、すべてが適切な辺縁を
もって一括切除可能であり、術後の再発もみられなかった。

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