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提案書12(2200頁~2401頁) (117 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000190899_00011.html
出典情報 中央社会保険医療協議会 診療報酬調査専門組織・医療技術評価分科会(令和5年度第1回 11/20)《厚生労働省》
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医療技術評価提案書(保険未収載技術用)
整理番号

※事務処理用

提案される医療技術名
申請団体名

350103
脊髄損傷患者退院支援リハビリテーションカンファレンス
日本脊髄障害医学会
36リハビリテーション科

主たる診療科(1つ)
提案される医療
技術が関係する
診療科

30整形外科
関連する診療科(2つまで)
24泌尿器科

提案される医療技術又は提案される医療技術に類似した医
療技術の提案実績の有無



過去に提案した年度
(複数回提案した場合は、直近の年度)
「実績あり」の
場合、右欄も記 提案当時の医療技術名
載する

令和4年度

頚髄損傷患者の退院時リハビリテーションカンファレンス



追加のエビデンスの有無

提案される医療技術の概要
(200字以内)

医師・看護師・理学療法士・作業療法士・言語聴覚士・医療相談員など、脊髄損傷(以下、脊損)患者に関わる多種医療者が
退院へ向けたカンファレンスを実施する。退院時予測ADLを脊損に特化した評価方法を用いて行い、最適な退院時期および退
院後生活獲得のため退院調整を行う。

文字数: 130
対象疾患名

保険収載が必要な理由
(300字以内)

脊髄損傷

重度障害のある患者が家庭復帰や復職等の社会的帰結を得るためには、多職種参加カンファレンスが有効である。患者および
家族背景等詳細な情報収集が不可欠で、医療者は多くの時間を費やし実施している。またFIMなど一般的評価法では脊損の獲
得ADL予測は困難だが、SCIM IIIは脊損ADL評価法として国内からも高い精度が報告されている(※)。適切な評価法等で情報
集約した多職種カンファレンスは、退院後帰結先の適切な選定と在院日数の短縮等につながる。専門性と時間を有する退院調
整だが現在収載がない。退院支援リハビリテーションカンファレンス(退院時1回)の新設は必要と考える。

文字数: 281
【評価項目】
①提案される医療技術の対象
・疾患、病態、症状、年齢等

脊髄損傷

②提案される医療技術の内容
・方法、実施頻度、期間等
(具体的に記載する)

医師・看護師・理学療法士・作業療法士・言語聴覚士・医療相談員が、脊損に適した評価方法(SCIM III)を用いてADL予後
予測を行い、カンファレンスを通じて退院時転帰先等のゴール設定を行う。カンファレンスは退院までに最低1度は実施す
る。

区分
③対象疾患に対
して現在行われ
ている医療技術
(当該医療技術
が検査等であっ
て、複数ある場
合は全て列挙す
ること)



番号
医療技術名

H003-2
リハビリテーション総合計画評価料

既存の治療法・検査法等の内容

未収載のため該当するものはないが、日本脊髄障害医学会で検討した結果、技術度はC(専門医相当)が妥当であり、関与時間
は医師1名30分/回、看護師1名120分/回、理学療法士30分/回、作業療法士30分/回、医療相談員120分/回が妥当と結論され
た。

④有効性・効率性
・新規性、効果等について③との比較
・長期予後等のアウトカム

⑤ ④の根拠と
なる研究結果等

研究結果

専門職が行う適切な評価法でのADL予後予測は、最終的に患者のQOLを高めるとともに、個々の患者の病態に即した適切なリハ
ビリテーション治療介入期間が推定され、入院期間の効率化も可能となる。
・脊髄損傷の専門機関では患者に適切なゴール設定を行うことができ、各医療機関等との連携をはかることが可能である。
(日本職業・災害医学会会誌 2004;52(4):pp204-208)
・SCIM(The Spinal Cord Independence Measure)IIIはADL自立項目が予測できる。(Spinal Cord, 2019; 57(12): 1048‐
1056
、Archives of Rehabilitation Research and Clinical Translation, 2019; 1:1-8)
・日本語版SCIM IIIは原版SCIM IIIと強く相関する。(Spinal cord. 2021 59(10): 1096-1103)
3

ガイドライン等での位置づけ

ガイドライン等での記載なし(右欄にガイドライン等の
改訂の見込み等を記載する。)

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