よむ、つかう、まなぶ。

MC plus(エムシープラス)は、診療報酬・介護報酬改定関連のニュース、

資料、研修などをパッケージした総合メディアです。


提案書12(2200頁~2401頁) (109 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000190899_00011.html
出典情報 中央社会保険医療協議会 診療報酬調査専門組織・医療技術評価分科会(令和5年度第1回 11/20)《厚生労働省》
低解像度画像をダウンロード

資料テキストはコンピュータによる自動処理で生成されており、完全に資料と一致しない場合があります。
テキストをコピーしてご利用いただく際は資料と付け合わせてご確認ください。

プラスマイナス
予想影響額(円)

予想影響額

減(-)
1,009,800,000円
当該技術導入後の医療費:67,200,000/年
「患者数及び実施回数の根拠等」に記載した通り、
推定される対象患者は年間1200名で、算定期間を8週間とすると、
56日×1,000円(100点)×1,200名=67,200,000円となる。

その根拠
上述のように退院期間短縮が見込まれた場合、
1,077,000,000円-67,200,000円=1,009,800,000円/年
の医療費削減が見込まれる。
備考

⑪提案される医療技術において使用される医薬品、医療機
器又は体外診断薬
(主なものを記載する)

特になし

⑫提案される医療技術の海外における公的医療保険(医療
保障)への収載状況

3)調べていない

1)を選択した場合は、下の欄に詳細を記載。

※ 該当する場合、国名、制度名、保険適用上の特徴
(例:年齢制限)等
⑬提案される医療技術の先進医療としての取扱い

d. 届出はしていない

⑭その他

なし

⑮当該申請団体以外の関係学会、代表的研究者等

日本リハビリテーション医学会
外保連共同提案学会なし

⑯参考文献1

1)名称
2)著者
3)雑誌名、年、月、号、ページ

Orthostatic hypotension in the first month following acute spinal cord injury
Sidorov EV, Townson AF, Dvorak MF, et al.
Spinal Cord 2008;46:65-9

4)概要

起立性低血圧は、74%の頚髄損傷および20%の上部胸髄完全損傷患者において、受傷後の最初の1ヶ月間持続することがわ
かった。したがって、急性期リハビリテーションにおいて起立性低血圧が離床の阻害因子となっていることがわかった。この
ため、起立性低血圧に対する早期の予防訓練が重要であることがわかった。

1)名称
⑯参考文献2

⑯参考文献3

2)著者
3)雑誌名、年、月、号、ページ
4)概要

起立性低血圧予防訓練を受傷から14日以降に開始した脊髄損傷患者群よりも、14日以内に開始した群の方が、起立性低血圧を
有意に軽減することができた。つまり、早期介入により、起立性低血圧を予防することが可能であることが示唆された (745
ページ、Fig.3)。

1)名称

Improvements in Orthostatic Instability with Stand Locomotor Training in Individuals with Spinal Cord Injury

2)著者
3)雑誌名、年、月、号、ページ

Harkema SJ, Ferreira CK, et al.
J Neurotrauma 2008;25:1467-1475
頸髄損傷損者に対して、ハーネスを用いた60分間の立位訓練を週5回、延べ80回実施すると、心血管機能が改善し、坐位安静
時での収縮期血圧は24%上昇した。立位訓練によって、循環器系の自律神経反射を促し起立性低血圧を予防する効果があるこ
とが示唆された。
Cognitive function after spinal cord injury. A systematic review ※
Sachdeva R, Gao F, Chan CCH, Krassioukov A.
Neurology 2018;91:611-621
起立性低血圧を含む脊損での心血管系の制御障害が、認知機能障害に影響を与えるとされ、脊髄損傷者における実質的な認知
機能障害を報告する多くのエビデンスが存在した。認知機能は、年齢と負の相関があった。認知機能障害の発生率や受傷レベ
ルとの関連については、明確な一致は見られなかった。
Cardiovascular disease and spinal cord injury: Results from a national population health survey.※
Cragg, J.J.; Noonan, V.K.; Krassioukov, A,et al.
Neurology 2013, 81, 723–728.
脊損で生じる起立性低血圧から自律神経過反射中の異常高血圧までの血圧の著しい不安定性は血管損傷につながり、その結果
脳卒中、心臓病のリスクが高まっていた(年齢性別調整後OR 3.72、2.72)(カナダ統計局実施の包括的な全国横断調査データ
ベースからの調査)

4)概要

⑯参考文献4

1)名称
2)著者
3)雑誌名、年、月、号、ページ
4)概要

⑯参考文献5

The prevalence of orthostatic hypotension during physiotherapy treatment in patients with an acute spinal cord
injury
Illman A, Stiller K, Williams M.
Spinal Cord 2000; 38: 741-747

1)名称
2)著者
3)雑誌名、年、月、号、ページ
4)概要



※⑮については、1.の「主たる申請団体」および「上記以外の申請団体」以外に、提案される医療技術に関する研究、会合、論文発表等を実施している学会等
の関連団体や研究者等の名称を記載すること。

2308